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最強×最高 婦恋奴!‐フレンド‐<5>

[382] 黒魔法 天使 2011-08-29投稿
「様…ご主人様…起きてください!」

「ん…?はっ!!!」

私は勢い良く起き上がった。

「全く、今日も寝坊するつもりですか?」

「あんたねぇ…今、何時だと思ってんの!?まだ4時30分よ!? 登校時間まで、まだ3時間もあるのよ!?」

私は目覚まし時計を指差して言った。

「しかし、ご主人様は起こしても起こしても、起きないですから…。」

「だからと言ってこんなに早く起こさないでよ!」

ミオがウチに来てから3日が経った。

3日連休だったから、とりあえず基本的な事は教えたつもり…。





「行ってきます!」

登校時間になって、私は出かけようとした。

すると
「待って下さい!」
と、ミオが私の腕を掴んだ。
「何…!?」

「何処へ出掛けるのですか?」

「学校だけど…?」

「学校…?学校とは何ですか?」

「えっと…勉強する所かな…?じゃ、行ってきます!」

   ‐バタンッ‐

「勉強する所…。」





「おはよう!由佳」

「おはようございます。由佳ちゃん」


「うん…おはよう。二人とも…」

「ナニナニー?すっごいテンション↓↓じゃ〜ん!!」

「本当…!大丈夫…?」

「ん…まあ…。」

「何か悩み事があるなら相談にのるよ?」

「そーそー!うちらに任せなさ〜い!!」


悩み事…ね…。相談したいのは山々なんだけど…流石にミオの事だけは誰にも言えないよ…。

「ありがと…でも大丈夫だから!」

「そう?ならいいんだけど…。」

「それより、この前できたクレープ屋、今日帰りに寄ってかない?」

「いいねぇ!!」

「百花は来られる?」

「うん。連絡してくる。」

百花は小走りで何処かへ行った。

「楽しみだね!」

「うん!!」

せめてミオのいない帰りくらい、のんびりしてもいいよね…?

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