夏の終わりに
頬を撫でる風が
心なしか
柔らかくなった
蜩の声に
思い返すのは
焦りと
必死に駆け抜けた
曲がりくねっていたはずの道
走りきって
振り向いた
アタシの足跡は
真っ直ぐ
真っ直ぐに伸びていて
そんなに
長距離ではなかった
神様はいないと
少なくとも
アタシのことは
見ていないと
悔しくて泣いた日々
報われないことを
誰かのせいにしたくて
周りを全て
敵だと思おうとした
楽になりたかったわけじゃない
物足りないわけでもない
おいてきぼりが怖かった
証が欲しかった
ここにいる意味を
未だに見出だせずに
アタシは
ただ暑いだけの
夏を
ひとりぼっちで
また
終えようとしている
心なしか
柔らかくなった
蜩の声に
思い返すのは
焦りと
必死に駆け抜けた
曲がりくねっていたはずの道
走りきって
振り向いた
アタシの足跡は
真っ直ぐ
真っ直ぐに伸びていて
そんなに
長距離ではなかった
神様はいないと
少なくとも
アタシのことは
見ていないと
悔しくて泣いた日々
報われないことを
誰かのせいにしたくて
周りを全て
敵だと思おうとした
楽になりたかったわけじゃない
物足りないわけでもない
おいてきぼりが怖かった
証が欲しかった
ここにいる意味を
未だに見出だせずに
アタシは
ただ暑いだけの
夏を
ひとりぼっちで
また
終えようとしている
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