がんばったで賞 151 〜アキを守りたいんだ。〜
「なんで、泣いてるの?」
アキは、ゆっくりと手を動かす。
『今まで…苦しかったから。』
その言葉を聞いて、カズヒロはアキを抱き寄せた。
『でも、カズヒロと出会って、私は変われた気がする。』
「…変われた?」
『私の耳がまるで、復活したみたいに。』
…復活したみたいに。
アキにとってカズヒロは、恋人を超えた存在なのかもしれない。
「俺だって…こんなに守りたいと思った存在は、アキだけだったよ…。」
するとアキは、よろめきながらも立った。
「大丈夫か?」
『明日…、この足で、サッカーの試合見るから。』
「…絶対に勝つからな。」
『分かった。』
まさか、こういうことになるとは思ってなかった。しかし、カズヒロは精一杯プレーし、絶対に勝つと約束した。
アキにも、
自分自身にも。
帰り道は、カズヒロがずっとアキをおぶって、家まで送っていくことにした。
「ごめんな、守ってやれなくて。」
『いや、大丈夫だよ…』
その言葉が、何回も何回も繰り返されて…。
カズヒロは、とても胸が痛かった。
家まで送ると、カズヒロは、
「俺、帰るね。アツコ叔母さん、怒ってしまうかも…。」
アキは首を横に振った。
『大丈夫だよ…。』
「そっか。」
『…。』
会話が、ぎこちない。
アキは、サユに相当いじめられて、精神的に大きな傷を受けているのかもしれないと、カズヒロは勝手に想像してしまう。
アキは、ゆっくりと手を動かす。
『今まで…苦しかったから。』
その言葉を聞いて、カズヒロはアキを抱き寄せた。
『でも、カズヒロと出会って、私は変われた気がする。』
「…変われた?」
『私の耳がまるで、復活したみたいに。』
…復活したみたいに。
アキにとってカズヒロは、恋人を超えた存在なのかもしれない。
「俺だって…こんなに守りたいと思った存在は、アキだけだったよ…。」
するとアキは、よろめきながらも立った。
「大丈夫か?」
『明日…、この足で、サッカーの試合見るから。』
「…絶対に勝つからな。」
『分かった。』
まさか、こういうことになるとは思ってなかった。しかし、カズヒロは精一杯プレーし、絶対に勝つと約束した。
アキにも、
自分自身にも。
帰り道は、カズヒロがずっとアキをおぶって、家まで送っていくことにした。
「ごめんな、守ってやれなくて。」
『いや、大丈夫だよ…』
その言葉が、何回も何回も繰り返されて…。
カズヒロは、とても胸が痛かった。
家まで送ると、カズヒロは、
「俺、帰るね。アツコ叔母さん、怒ってしまうかも…。」
アキは首を横に振った。
『大丈夫だよ…。』
「そっか。」
『…。』
会話が、ぎこちない。
アキは、サユに相当いじめられて、精神的に大きな傷を受けているのかもしれないと、カズヒロは勝手に想像してしまう。
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