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死神を追う天使

[701]  深川四郎  2006-09-14投稿
俺はさんざん人を殺してきた。いわば殺し屋だ。そんな俺についてくる女がいる。何故ついてくるのか? それは俺がこの女の両親をある人物に頼まれて殺した。最初は復讐の為についてくるのかと思った。   しかし、どうやら違うようだ。彼女は両親を恨んでいた。事情はこうだ。母親は毎日、色んな男と遊び歩き、父親は家で飲んだくれて毎日仕事もせずに賭事ばかりしてた。彼女が何か言うと拳しか返ってこなかった。何度も自殺を試みたらしい。そんな時に俺が現われて殺した。「いつまでついてくる気だ?」     「私、行くところがないの。」 こんな会話を毎日続けていた。 ある日、殺しの依頼を頼まれた。どこぞの社長らしい。さっそく殺しの準備にかかる。   ビルの屋上からライフルで狙いを定める…。    しかし社長の横には愛人と思われる若い女が立っている。これじゃ女に当たっちまう可能性がある。関係ない。狙いを定め撃った。 その時女が狙った部分に動く。女は倒れた。関係ない。女に近寄る社長の心臓めがけて撃つ。即死だった。いつもどおり平然とタバコに火をつけた。俺は所詮殺し屋だった。そんな俺についてくる女…。またいつも通りの会話‥。

感想

  • 3689: 人が死ぬとか人を殺すとかいう話が多過ぎる気がします。 [2011-01-16]
  • 3698: 私は深川さんの話好きですよ。書き方とかが素敵だし、しっかりしてると思います。 [2011-01-16]
  • 3738: ミステリーっていうのは全部殺人をテーマにしたものだろ。こういう間抜けなコメントをするのがいるから、ここには書かないんだよ。コメント、最後の会話に工夫が欲しい。例えば、「今夜はあなたの好きな大根の味噌汁よ」「そうか、楽しみだな」とかね [2011-01-16]

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