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  キミと僕 ?

[235]  Green  2006-09-14投稿
今日もまた日課の犬の散歩へとでかける。家で飼っている犬、『タロ』
この仔は、あたしの13歳のときの誕生日にもらった犬。
名前の理由は、なんとなく。 タロでいいじゃんって感じ。
そういえばこの子って3歳だけど人間でいうとあたしと同じくらいか…。
タロは、あたしの部屋で飼ってる。ベットで寝転んでいると、
あたしの横にきてジーと顔を見つめる。 なんなんだろう?
不思議な仔だ。  そしてまたいつもと同じように散歩へ行く。
するとタロが玄関を開けた瞬間、リードをつけていなかったため勢いよく
外に出てしまった。やばい、どうしよう…。とりあえず母に言うと、
思いっきり怒られた。いいんじゃない?あいつだって自由がいいでしょ。
あたしは、そこまであの仔に執着してなかった。 

―次の日― 
ピンポーン…家のチャイムが鳴った。あたしは玄関へ向かった。
「はい?」
そこには、見知らぬ1人の男の子が立っていた。と思うとその子は、
家にズカズカと押し入りあたしの部屋へ入っていった。
「ちょっと!あんた誰よ!?警察にゆうわよ!」
その子は、あたしの言うことを無視しあたしのベットに横になった。
「な、なんて図々しいの!? やっぱ警察に…。」
あの子があたしを見てる。 ジッと見つめてる。…?あれ?なんかこの感じ
前にも…まさか!? タロ? 嫌々…それは、ない。犬が人間になんて…。
まぁ、ないだろうけど一応やってみるか。
「タロ!お座り!」
我ながら恥ずかしい。 だけど、その子は【お座り】をした。
「ええええ!? タロなの?あんたタロ?」
「うん♡って、あれ…僕喋れてる―!!!すごいなあ!」
「あり得ない…夢よね。こんな事ないもの…うん。」
「すごい!僕喋れてる!楓ちゃん!」
「!? あたしの名前しってる!?ほんとにタロ…?」
「うん!タロだよ。楓ちゃんと喋れてるなんて幸せ!」

なんなの!?何が起こったのよ〜!!!


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