悪魔の天使 (47)
踵は宙に浮き、真っ白な細くしなやかな手はレクスの肩へ。
艶めいた淡いピンクの唇は重なりあった。
会場が一気に静まり返り皆が息を呑んでステージの上を見ている。
リアがそっと唇を離そうとすると、頭をレクスに固定されそれ以上退けなくなる。
「レ…クス……?」
「もうおしまい?」
「…っぁ……。」
吐息がリアの身体を戦慄かせた。
それと同時にレクスの手は段々と肌をなぞりあげる。
くすぐったさに身体を退こうとするが、回している腕がそれを許さない。
離してもらおうと口を開きかけるがすぐに塞がれた。
「ん……。」
口を開きかけていただけに、簡単に繋がりを深くされた。
甘い声が漏れる。
「感じてるの?キスだけで。リア可愛い。」
少し唇を離すとからかうように囁く。
言葉と羞恥、それに息のまともにできない状態に頬が朱に染まる。
それさえもレクスにとっては面白くて。
リアが胸にすがりついてくるまで続けた。
「もう…十分……楽しんだ…でしょ……?」
涙目になり息も荒い。
レクスはそんなリアの身体を軽く支えていた。
リアの髪を一房掬って口づけると、軽く微笑んで下で呆然としている関係者を見た。
「皆さんにお知らせしていなかったことがあります。一年前のことになりますが。」
一つ息を吐き、また吸って口を開いた。
「俺とリアは既に誓いあった仲です。」
レクスがそう言うとざわめきが起こった。
「一体どういう意味なのかお教え願えますか?」
叔母がきつい口調で問うとリアの手が下に下り、レクスの手に重なった。
「そう、そうよ。」
リアは軽く目を見開き呟いた。
「そう。もう私達はあそこの教会で」
止まった刻がたしかに動き出す。
「結婚したのよ。」
艶めいた淡いピンクの唇は重なりあった。
会場が一気に静まり返り皆が息を呑んでステージの上を見ている。
リアがそっと唇を離そうとすると、頭をレクスに固定されそれ以上退けなくなる。
「レ…クス……?」
「もうおしまい?」
「…っぁ……。」
吐息がリアの身体を戦慄かせた。
それと同時にレクスの手は段々と肌をなぞりあげる。
くすぐったさに身体を退こうとするが、回している腕がそれを許さない。
離してもらおうと口を開きかけるがすぐに塞がれた。
「ん……。」
口を開きかけていただけに、簡単に繋がりを深くされた。
甘い声が漏れる。
「感じてるの?キスだけで。リア可愛い。」
少し唇を離すとからかうように囁く。
言葉と羞恥、それに息のまともにできない状態に頬が朱に染まる。
それさえもレクスにとっては面白くて。
リアが胸にすがりついてくるまで続けた。
「もう…十分……楽しんだ…でしょ……?」
涙目になり息も荒い。
レクスはそんなリアの身体を軽く支えていた。
リアの髪を一房掬って口づけると、軽く微笑んで下で呆然としている関係者を見た。
「皆さんにお知らせしていなかったことがあります。一年前のことになりますが。」
一つ息を吐き、また吸って口を開いた。
「俺とリアは既に誓いあった仲です。」
レクスがそう言うとざわめきが起こった。
「一体どういう意味なのかお教え願えますか?」
叔母がきつい口調で問うとリアの手が下に下り、レクスの手に重なった。
「そう、そうよ。」
リアは軽く目を見開き呟いた。
「そう。もう私達はあそこの教会で」
止まった刻がたしかに動き出す。
「結婚したのよ。」
感想
感想はありません。