銀河行きの列車
あの銀河鉄道に乗りたくて、ボクは満天の星空の下に、横たわってみたんだ。 あの童話に出てきたような列車に、ね。
虫達が泣く、暗い野原に、横たわってると、何だか、ボンヤリと、天に向かって建つ塔が浮かび上がり、それは青く光り始め、やがてハッキリと、天に向かって、そびえ建ったんだ。
ははあ、これがあの青い塔か、物語のとおりだ。
そして、ぼうっとして、ふと気が付くと、ボクは、古い形の客車の座席に座っていたんだ。
窓の外を見ると、真っ暗な宙を、ただガタコトと列車が走っていた。
風景なんかなかった。ただ、暗闇を走る寂しさと静寂が、車内にたちこめてただけだった。
「まだ、真っ暗よ。光はその先。」
ボクはビックリして、前を向くと、そこには、若い女の人が座っていたんだ。
「どんな世界に行くのか、わからないけど、この暗闇の中を走るのよ。でも不安はないの。
ここは、暖かい、優しいぬくもりに包まれた空間だから。
あなたを守る優しい愛が、ここにはあるわ。」
女の人がニッコリ笑うと、さっきまでの寂しさは、立ち消えて、何だか暖かい気持ちになったんだ。
虫達が泣く、暗い野原に、横たわってると、何だか、ボンヤリと、天に向かって建つ塔が浮かび上がり、それは青く光り始め、やがてハッキリと、天に向かって、そびえ建ったんだ。
ははあ、これがあの青い塔か、物語のとおりだ。
そして、ぼうっとして、ふと気が付くと、ボクは、古い形の客車の座席に座っていたんだ。
窓の外を見ると、真っ暗な宙を、ただガタコトと列車が走っていた。
風景なんかなかった。ただ、暗闇を走る寂しさと静寂が、車内にたちこめてただけだった。
「まだ、真っ暗よ。光はその先。」
ボクはビックリして、前を向くと、そこには、若い女の人が座っていたんだ。
「どんな世界に行くのか、わからないけど、この暗闇の中を走るのよ。でも不安はないの。
ここは、暖かい、優しいぬくもりに包まれた空間だから。
あなたを守る優しい愛が、ここにはあるわ。」
女の人がニッコリ笑うと、さっきまでの寂しさは、立ち消えて、何だか暖かい気持ちになったんだ。
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