子供水先案内人17
こら
「駄目だよ。君のだけじゃないんだからね。」
男は光を大事そうに抱えた。すると光は大きく拡がり2・3歳くらいの子供が現れた。
まだ上手く話せないらしく、手をいっぱいに伸ばして欲しがった。
「とーだい、とーだい。」
男がいくつか渡してやると、行儀よく頭を下げてから、頬張った。
まぁ
「可愛いらしい。」
婦人はさして驚かない。それどころか、子供を膝に招いて、桃饅を与えている。
ありがとう
「ございます。本当に、何から何まで。」
あら
「いいのよ。貴方にはこれくらいじゃ足りない位の恩があるもの。」
そ、そんな
「恩だなんて・・。」
婦人はかつて、この男に我が子を見送ってもらった事があった。
「駄目だよ。君のだけじゃないんだからね。」
男は光を大事そうに抱えた。すると光は大きく拡がり2・3歳くらいの子供が現れた。
まだ上手く話せないらしく、手をいっぱいに伸ばして欲しがった。
「とーだい、とーだい。」
男がいくつか渡してやると、行儀よく頭を下げてから、頬張った。
まぁ
「可愛いらしい。」
婦人はさして驚かない。それどころか、子供を膝に招いて、桃饅を与えている。
ありがとう
「ございます。本当に、何から何まで。」
あら
「いいのよ。貴方にはこれくらいじゃ足りない位の恩があるもの。」
そ、そんな
「恩だなんて・・。」
婦人はかつて、この男に我が子を見送ってもらった事があった。
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