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るー6日記 11月13日〜友達の大切さを教えてくれた人…中編〜

[364] るー6 2011-11-13投稿
すると、同じ部活の奴が、「いいじゃん、入れてあげよう。」
と言いました。

自分も人見知りを隠して、「うん…。」
と力なく言いました。

しばらく、沈黙の給食。明らかに気まずい空気を、野球部のそいつが変えました。

「俺、〇〇。よろしく。」
「よろしく。」

それから、そいつは自分の側にいつもいました。

そうじ当番一緒の所やろう!とか、席替え近くがいいね!とか、

正直、友達って少なくていいと思っていた自分には、少し煙たく感じました。でも、どことなく憎めない…。

職場体験の時には、一緒に市役所で働きました。

田舎なので、派遣された場所は、なぜか土木工事。砂利を敷き詰めて、道を作って欲しいということ。

役所のおじさんからスコップを渡され、黙々と仕事しました。

しばらくすると、休憩時間になり、仕事をいったん終えて、畑のあぜ道を散歩。
すると、野球部の奴が、ゴルフボールを発見しました。

「あっ…。」
畑に埋もれ、土まみれのゴルフボールをそいつは掘り出して、
「キャッチボールしよう」
と言いだしました。
「えっ…」
一人っ子の自分は、親とキャッチボールをした経験があまりなかったので、少し…うれしいというか、そんな気持ちに浸りました。

〜続く〜

感想

  • 41665:あと一話で終わりかぁ寂しいなっ[2011-11-14]
  • 41671:コメントありがとう!後編もよろしく!るー6[2011-11-14]

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