100日間のキセキ #01
「はぁ・・・」
少女は大きなため息をついた。少女は病院のベットの上に寝転んで、上に上げた両手には、ホワイトボードを持っている。
「はぁ・・・」
また、ため息をつく。この少女の名前は遠藤榎音(えんどう かのん)という。
(ため息ばっかりしてると、幸せが逃げていくよ・・・)
と、思ったとき榎音は起き上がりながら訂正した。
「幸せって言っても、私の幸せはもぅ全部逃げてるか・・・」
榎音は、ホワイトボードをベットについている机の上に乗せた。
「あと7日・・・か」
そぅ言いながら、ホワイトボードを見る。そこには黒いペンで・・・
私が死ぬまで
あと7日
と、書いてあった。榎音は生まれつき病弱だったのだ。病気のことで今朝、医師から余命を告げられた。
「キミの余命は、あと7日なんだ・・・」
ショックではなかった。むしろ、嬉しいくらいだった。だから、ホワイトボードに、自分が死ぬ日までカウントダウンしているのだ。でも、彼らの前では、そんな余命の話も、そんな複雑な顔も出来ないのだ。
タタタタタッ・・・
その複数の足音は、榎音のいる個室の方へ向かってきている。榎音には、誰が来るかが大体わかる。榎音は急いでホワイトボードをベットの横にある引き出しに入れた。
「榎音!お見舞いに来たよ」
勢いよく戸を開けて入ってきたのは、榎音の妹の心奈(ここな)。その隣には、長男の楓と次男の啓斗がいる。
「おぉ。元気かぁ?」
楓は、右手に持っていた果物が入っているかごを机の上に置く。
「うん。超元気だよ!」
榎音は、ニコッと笑って言った。
「あ。今日ね―――」
啓斗は話し出した。その姿を笑いながら榎音が見ていた。
少女は大きなため息をついた。少女は病院のベットの上に寝転んで、上に上げた両手には、ホワイトボードを持っている。
「はぁ・・・」
また、ため息をつく。この少女の名前は遠藤榎音(えんどう かのん)という。
(ため息ばっかりしてると、幸せが逃げていくよ・・・)
と、思ったとき榎音は起き上がりながら訂正した。
「幸せって言っても、私の幸せはもぅ全部逃げてるか・・・」
榎音は、ホワイトボードをベットについている机の上に乗せた。
「あと7日・・・か」
そぅ言いながら、ホワイトボードを見る。そこには黒いペンで・・・
私が死ぬまで
あと7日
と、書いてあった。榎音は生まれつき病弱だったのだ。病気のことで今朝、医師から余命を告げられた。
「キミの余命は、あと7日なんだ・・・」
ショックではなかった。むしろ、嬉しいくらいだった。だから、ホワイトボードに、自分が死ぬ日までカウントダウンしているのだ。でも、彼らの前では、そんな余命の話も、そんな複雑な顔も出来ないのだ。
タタタタタッ・・・
その複数の足音は、榎音のいる個室の方へ向かってきている。榎音には、誰が来るかが大体わかる。榎音は急いでホワイトボードをベットの横にある引き出しに入れた。
「榎音!お見舞いに来たよ」
勢いよく戸を開けて入ってきたのは、榎音の妹の心奈(ここな)。その隣には、長男の楓と次男の啓斗がいる。
「おぉ。元気かぁ?」
楓は、右手に持っていた果物が入っているかごを机の上に置く。
「うん。超元気だよ!」
榎音は、ニコッと笑って言った。
「あ。今日ね―――」
啓斗は話し出した。その姿を笑いながら榎音が見ていた。
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