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ROOM 9 〜衝撃の現実〜

[507] るーROOM 2011-12-14投稿
「もう少しゆっくり寝かせてよ。」と岬。

…おまえのせいで起こされたんだぞ。と拓也は言いたかったが、今はそんな場合ではない。

「オノがなくなってるんだ。」

拓也は、棚の上にあるはずのオノの場所を指差した。

「…疑って悪いけど、今から全員の部屋を調べる。」

「賛成!」

岬は賛成、他の2人も頷いた。

まずは1番、弘貴の部屋。

オノなど全然見つかる気配がしなかった。

そして、少しというか、最も怪しい圭吾の部屋。

「…ない?」

拓也と岬の顔が曇る。

どうして…?

「じゃあ…お前ら2人のどちらかが、オノを持ち出したって事?」

疑いの目は、岬と拓也に向けられた。

「俺…じゃねぇし…岬でも…ない…はず。」

声が震える拓也。

「まず、岬から行こう。」

リーダーシップをとるのは、圭吾へと変わった。

岬の部屋。

「…何も…見つからない…でも。」

「でも?」

岬はビクっとした。

「何で布団が2つあるんだ?」

まぁ、当然の疑問だろう。

「俺が、岬の部屋で寝させてもらった。」

そこだけは拓也、しっかり言ってくれた。

すると弘貴が、

「1人で寝れないんでちゅか〜?」とバカにしたので、

本気で殺意が湧いてきた。いい意味で。

「よし、じゃあ拓也だ…。」

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