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★Rio★ー6

[334] メシア 2011-12-29投稿
藤田と遥南は歩き始めた。お互いの好きな人を分かっていて、お互い予想外な人と歩くなんて思っていなかった。

遥南「藤田君さ、莉緒ちゃんが好きなんだよね、探しに行かなくて良かったの?」

藤田「うん。仕方ないよ、栄祐があんな感じだから…。」

しらける。会話がない。
藤田は振り向いて遥南に聞いた。

藤田「家ってどっちの方?」

遥南「あっち。」

遥南は指差す。その時、慣れないサンダルを履いているせいか足縺れて転んだ。

遥南「きゃあ!!」


藤田「大丈夫!?」

藤田は遥南に駆け寄る。

遥南「大丈夫…でも足捻っちゃった…。」

藤田「歩ける?」

遥南「…ん…。」

声の感じからかなり痛そうだ。藤田は遥南をおんぶした。

遥南「ごめんなさい、迷惑掛けて!うち、重いのに!」

藤田「大丈夫、軽いよ。」


藤田は何で俺がこんなことを、これは栄祐の役目じゃ…と思っていた。

藤田「あ、落ちないようにしてね。」

遥南は藤田に抱きつくように捕まる。これが栄ちゃんならいいのに…と思っていた。

藤田は遥南の胸の感触が気になった。

藤田「結構、胸あるね。」

藤田は呟いたつもりだが、遥南に聞こえてたので頭をおもいっきりはたかれた。

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