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ROOM 15 〜岬の説得、新たな疑惑〜

[623] るーROOM 2012-01-05投稿
「この4人以外が犯人ってこと…考えられないかな。」

「えっ?何言ってんの?」

「ここは密室。自分達は心理実験をさせられている。だけど…食材って、どこから入ってくるの?」

「そうだ…いつも気づいたらある…。」
と拓也。

「だから、外部の人が、この心理実験を楽しくさせるために、意図的にオノを移動した…。」

皆の背筋が凍りついた。
まぁ圭吾を庇っているだけのアリバイにすぎないけど。

「だから今回は、誰も疑わないことにしよう。」

「…分かった。」

拓也と弘貴は、渋々納得した。

「でも、食料を運ぶ人…気になる。」

弘貴がつぶやく。

「毎日1日分が、運ばれてくる。」

拓也は言った。

「時間帯は早朝。5時半の時点ではなかった。」

岬の推測から、圭吾が、

「じゃあ、皆が二度寝した後に食材が運ばれた。でも俺は午前6時半くらいまで岬と喋っていた。」

岬は圭吾の発言に頷いた。

「じゃあ、食材が配達される時間は、午後6時半から…。」

弘貴がつぶやく。

「俺は7時半に部屋を出たから、6時半から7時半の間に食材が配達された。」

拓也が弘貴の説明を補った。

「じゃあ、そいつがどこから入っているか、出ているかを知れば、外に出られるのでは?」

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