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好きになりたくなかった

[657] 帝人 2012-01-16投稿
プロローグ

いつの間にか私は
あなたに溺愛していたんだ。

それはとある学校の昼休みの出来事から始まった

〔生徒会〕
生徒会とは
滅多に厄介な事をしなければ、関わる事のない千億光年彼方ほどの遠い存在だった。

何てったって、生徒会は憧れの的の美形揃いだ

そんな関わる事のない存在に
ちょっと目立ってる女子生徒が関わる事になったのです

ピンポンパンポーン
『生徒会長からお呼びだしです。
一年B組、藍澤哩
至急、生徒会室に    来て下さい
繰り返します……』

「え?私?」
昼ご飯の最中だった藍澤哩と言う女子生徒が
生徒会長から呼び出された。
藍澤哩とは少し目立った奴だった。目立ってるというのは、浮いている等の嫌味文ではない。
可愛くて目立っているのだ。
整った目鼻立ち、余計な肉がないスラッとした脚。
性格も◎
見た目も◎
そんな彼女は他の女子生徒に嫌味やイジメを受けないのは
常にバカ正直だからだ
そんな性格が男女共々
受けがいい
「ちょっと行ってくるね」
そう友達に言い昼ご飯を後にした

「し、失礼します」
「お!来たか」

最初に聞こえてきた声は
多分生徒会長らしき人だった
「あ…えっと、ご用件ってなんでしょう?」

「へぇー、ふーん…」
じろじろ

生徒会長らしき人は
哩をじろじろと見る

「…?」
(なんなの…じろじろ見て…)
「Cの74…いや、78はあるか?
腹もスラッとしてんな
脚もいい
うん、可愛いじゃん!よし決定!」
「……え?
ってか、どどどこ見てるんですか!!! ///」
「うん、反応もいいな
お前、生徒会に入れ!!」
「や…あのいきなり入れって言われても…急にどういう理由で…」
「お前が気に入ったから」
「気に入ったってどういう意味ですか?」

「気に入ったは気に入っただ」

「……あの…(し−A−)
そもそも私こんな美形揃いの生徒会に入る権利ありません…」

「バリバリ権利あるじゃん
お前、ズバ抜けて可愛いじゃねーか」

「…どうも」

「ま、そういう事だから、入れ」

「え!!!ちょっと――ッ!!!」




 《プロローグ》完

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