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ROOM 18 〜ついに〜

[616] るーROOM 2012-01-18投稿
「や…やべぇ…。」

圭吾、岬も驚く。

「気づかれてたら、殺されてるところだった。」

拓也はもう一度、

「今度俺が覗く。2人はそこにいろ。」

拓也は決死の覚悟で覗いた。

そこには、誰もいないリビング。

1日分×4人の食材が並べられていた。

拓也は再び扉を閉じようとした。すると、異変に気づいた。

「…弘貴の部屋…開いてるんだけど。」

拓也が震え始めたので、2人が慌てて駆け寄ると、

「…血が…ついてる…。」

岬は一目散に弘貴の部屋へ向かった。

「うわああああ!」

岬の悲鳴と同時に、2人も駆けつける。

「マジ…。」

圭吾は、言葉を失った。

弘貴は、オノで斬りつけられていた。

拓也は、

「あいつに…殺された…。」

弘貴の死体を、岬はいつまでも眺めていた。

「一番つらいのは、岬だ。ずっと…一緒にいて、弘貴といる時が1番幸せそうだったから。」

拓也は岬に同情した。

「岬を、弘貴と2人きりにさせてあげよう。励ますのは、その後だ。」

そう言い、拓也と圭吾は部屋を出た。

岬は、最初の被害者が出てしまったことを、とても悔やんでも悔やみきれなかった。

涙が止まらなかった。この一文だけじゃ書き表わせないほど、たくさんの思い出が浮かんでは消える。

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