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薔薇の棘

[596] Can 2012-02-13投稿



私は蒼井 由宇。
今日雪園学園の校門の前に立っている。

なかなか1歩が踏み出せない。

そこに…、
『あら、どなたでいらっしゃいますか?』

『えっ?』
振り替えるとそこにとても美人な女性が立っていた。

おそらくここの学園の人だろう。

『あっあの!ここに転校してきたんですけど…』

『あら、蒼井由宇さん?』

『はっはい』

『まぁ!可愛いから合格できそうね♪』

『はっはい?』

『ここの学園は可愛くないとはいれないの』

『えっどういう…』

『そのままですわ』

『説明は後々分かるわ』

『生徒会長が待ってるわよ』

『わっわかりました!!』

女性は手を小さく振って微笑んだ。

『ここからは地獄よ。あっははは、ああはっははは』

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