Past†Origin(8)
-6年前-
「追え!絶対に逃がすな!」
くっ、しつこいなまったく
「弾けちまえ!」
俺は追っ手の周囲の空気を操作し、肺に、胃に、とにかく詰め込む
「ぐぼっ、げぶるぁ!」
溜まった空気に耐え切れずに身体が破裂する
「………当分はお肉食べられないなー」
「とにかく逃げるしかないな」
地下鉄が良いか
俺は階段をジャンプでショートカットし、改札もまたジャンプで越える
「あ、ちょっと、君!」
駅員さんが呼んでるけどそれどころじゃねぇんだ
後ろを確認しながら俺はホームを走る
ドンッ
前を見てなかったせいで、メガネのサラリーマンにぶつかった
しかしそれは問題じゃない
俺は今線路に立ってる
「TheEnd、か」
運の悪い事に電車は目の前に来ていた
「ざけんな、眩しいんだよ」
-現在-
「……知ってますよ、ニュースで大きく取り上げられましたから」
「そうじゃなく、マスコミとかも知らないような事を……あの事件の真実めいた事を知らないのかを聞いてるんだよ」
嶺臥は少し驚いた目で俺を見ている
声を荒げたからだろうな
「どうなんだ、知ってるのか?」
「いえ、一般的な情報以上は……、すみません」
「それが普通なんだから、謝るなよ」
俺は立ち上がり、嶺臥を部屋に誘った
[AbilitySchool:No.6跡]
「くっ、ここもか」
異常な早さだ
一体どうやって移動してるんだ
仕方ない
次の標的を聞くしか……
「おやぁ?珍しい人がいますねぇ?」
「……シンか、何の用だ」
俺は構えた銃を下ろす
「そう冷たくしないで下さいよぉ、実はぁ良い情報があるんですぅ」
「早く言え」
シンの語尾を伸ばす癖はカンに障る
「何とぉ、連続襲撃事件の犯人の現在の所在が分かったんですよぉ」
「何!?どこだ!?」
俺はシンに掴みかかる
「………そう焦るなよ、血圧上がるぜ?」
シンの表情が変わる
「真か」
「どっちにしても呼び名は[しん]だけどな」
シンと真、彼らは一つの身体に存在している
「追え!絶対に逃がすな!」
くっ、しつこいなまったく
「弾けちまえ!」
俺は追っ手の周囲の空気を操作し、肺に、胃に、とにかく詰め込む
「ぐぼっ、げぶるぁ!」
溜まった空気に耐え切れずに身体が破裂する
「………当分はお肉食べられないなー」
「とにかく逃げるしかないな」
地下鉄が良いか
俺は階段をジャンプでショートカットし、改札もまたジャンプで越える
「あ、ちょっと、君!」
駅員さんが呼んでるけどそれどころじゃねぇんだ
後ろを確認しながら俺はホームを走る
ドンッ
前を見てなかったせいで、メガネのサラリーマンにぶつかった
しかしそれは問題じゃない
俺は今線路に立ってる
「TheEnd、か」
運の悪い事に電車は目の前に来ていた
「ざけんな、眩しいんだよ」
-現在-
「……知ってますよ、ニュースで大きく取り上げられましたから」
「そうじゃなく、マスコミとかも知らないような事を……あの事件の真実めいた事を知らないのかを聞いてるんだよ」
嶺臥は少し驚いた目で俺を見ている
声を荒げたからだろうな
「どうなんだ、知ってるのか?」
「いえ、一般的な情報以上は……、すみません」
「それが普通なんだから、謝るなよ」
俺は立ち上がり、嶺臥を部屋に誘った
[AbilitySchool:No.6跡]
「くっ、ここもか」
異常な早さだ
一体どうやって移動してるんだ
仕方ない
次の標的を聞くしか……
「おやぁ?珍しい人がいますねぇ?」
「……シンか、何の用だ」
俺は構えた銃を下ろす
「そう冷たくしないで下さいよぉ、実はぁ良い情報があるんですぅ」
「早く言え」
シンの語尾を伸ばす癖はカンに障る
「何とぉ、連続襲撃事件の犯人の現在の所在が分かったんですよぉ」
「何!?どこだ!?」
俺はシンに掴みかかる
「………そう焦るなよ、血圧上がるぜ?」
シンの表情が変わる
「真か」
「どっちにしても呼び名は[しん]だけどな」
シンと真、彼らは一つの身体に存在している
感想
感想はありません。
「有間 総二」の携帯小説
- 総二日記3
- 暇な神様はガキンチョ共に授業では絶対に教わらないことを優しくしかし残酷に教えてあげたそうです(後編)
- 暇な神様はガキンチョ共に授業では絶対に教わらないこと優しくしかし残酷に教えてあげたそうです(前編)
- Past†Origin(14)
- Past†Origin(13)
- Past†Origin(12)
- Past†Origin(11)