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Past†Origin(13)

[610] 有間 総二 2012-03-28投稿
「なるほど、逸材じゃ」

挑戦状のことを聞いた後、何か特訓に使える物はないか街を散策していた時だった

派手な格好をしたじーさんが俺をみてそう言ったのだ


「………俺?」

「ヌシしかおらぬではないか!」

おぉう、急に大声だすからビックリした


「で、じーさんは一体俺に何のようなんだ?」

「いや、何とも珍しい人材を見つけたので、話し掛けてみたんじゃよ」




「は?」

何の人材だよ

「何のって、戦闘の人材じゃよ」

「あぁ、なるほど」


………心読んだ?


「読んだに決まっとるじゃろ」

「勝手に読むなよ」


「ところでヌシ、何のようで街に来とるんじゃ?」

「関係ねぇだろ」


まさかあんな理由があるなんて言えないしな

「なるほど、連続襲撃犯からの挑戦状なぁ」


………記憶見た?


「無論、見た」

「勝手に見るなよ」

デジャヴュ


「まぁそういう理由で忙しいから、じゃなあじーさん」

「…………ヌシさえ良ければワシが特訓に付き合ってやろう」


俺は溜息をつきながらゆっくり振り返る

「あのなぁじーさん、失礼だけど俺がアンタみたいな年寄りに負ける訳ないだろ」

「そうかの?」


その声が聞こえた瞬間だった

「っ!?」

じーさんが気配ごと一瞬で消え、背後に現れた

「ガラ空きじゃぞ?」

じーさんは優しく、本当に優しく

泡に触れるかのように俺に触れた


「がッ!!」

ただそれだけで、俺は吹き飛ばされた


……街から少し離れた森まで

「クソッ、何なんだよ」

「それは思いがけず強かったワシに対する戸惑いか?それともワシのような年寄りにすらこの仕打ちをうける自分への憤りか?」

そんなの決まってるだろ

「ほぉ?どっちかの?」

「だから勝手に心を……」


俺は右足を一気に踏み込み、じーさんの懐に飛び込む

「読むな!」

そして右手で正拳突き、続けて左、からの右足と左足の連続回し蹴り

「痛いじゃろ?」

「あぁ……痛いね」

両手両足がかなり痛む

だって俺が攻撃してたのは、木なんだから

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