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ポップコーンとマシンガンー9

[455] をん 2012-04-05投稿



私の名前は佐久間リン。
小児専門の
心理カウンセラーだ。






私が初めて
彼女に会った時、
彼女は既に
着ぐるみを着ていた。


一見怪獣の様な
耳の長い兎の着ぐるみを。


仕事柄幼い子どもを
相手にする事が
多かったからか、
それが
何のキャラクターなのか
すぐに気付く事が出来た。


「きりうさぎ」


日曜日の朝から
放送している
子ども向けのアニメだ。


原作が絵本という事もあり優しい色使いと
繊細なタッチが人気の
可愛らし番組だ。


しかしそんな絵とは裏腹に深く考えさせられる
ストーリー性を
この作品は孕んでいた。



「きりうさぎ」




在るところに一匹の
不思議な兎がおりました。


毛皮の色も耳の長さも
他の兎達と同じでしたが
ただ1つだけ
皆と違う所がありました。



それはとげとげでした。
背中に付いている
背骨のあたりから
生えている
とげとげでした。



この不思議な兎は皆から
「きりうさぎ」と呼ばれ
いじめられました。

「きり」とは錐と表し
"尖ったモノ"
という意味です。



「きりうさぎ」は
来る日も来る日も
皆から
馬鹿にされ罵られましたが決してめげませんでした。


そしてある日思いました。


僕みたいに
傷ついている兎や
悲しがっている兎を
助けよう。


僕にはヘンテコな刺が
付いているけれど
誰かを助けるのに
そんな事は関係ない。






こうして
「きりうさぎ」の
奮闘が始まりました。



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