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バスターズ!・第60話 「ファースト・ミッション?」

[398]  博上 文  2005-12-19投稿
夜の学校‥‥ただでさえ不気味なのに、古びた校舎がよりいっそう不穏な空気を漂わす。
乾いた銃声が二発、こだまする。
そして、それにつられたかの様に、『白い足音』は廊下の先の闇から聞こえた。【ヒタ‥‥ヒタ‥‥】
「か‥‥たき‥‥」
龍一は、ぼそりと呟いた。姿はまだ、確認できない。【ヒュー‥‥ヒュー‥‥】おぞましい『紫色の息遣い』が、聞こえる。
「かァァたァァきィィィィィィ!!!!」
【ダンッ!ダンッ!ダンッ!】
龍一は走りだしていた。まるで銃声のような足音をたてながら、闇に向かって、真っすぐと。
「おおおおおお!!」
【ダンッ!ダンッ!ダンッ!】
見えた。
白い巨体。
闇の中ではよく目立つ。
体の至る所にある紫色の口と牙、そしてするどい爪‥‥
どれを取っても、まがまがしい。
【ドンッ!】
龍一は、それが視界に入った瞬間、跳んでいた。
「うぉらあぁぁ!!!!」【ドグシャア!!!】
「ギィアァァッ!!」
龍一のドロップキックをもろに顔面に食らい、マウスは転げた。
「おおお!!!」
【ダンッ!!】
さらに、転げたマウスに、龍一は一歩で詰め寄った。
「ギ‥‥ガ‥‥」
「だぁらあっ!!!!」
【ズゴンッ!!】
「ギアバァッ!!」

足形のくっきり残る顔面への拳は、暗い廊下に白い『弧』を描いた。

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