携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> ロックスター

ロックスター

[362] ニコル 2012-05-09投稿
懐かしい声
少年のように真っ直ぐに
夕焼けに沈む街で
遠くからメロディーを運んできた

ロックンロールのように
めのくらむようなすごいスピードで

僕を世界を
すべてを置き去りにした

君はあの日突然あらわれた
がむしゃらに鳴らすコード
間違いだらけのギターリフ
それでも君が唄い上げるから
変調すら素敵な音楽になった


まるで憧れた音楽のよう
ビートルズより
セックスピストルズより
君のギターに聴き入った


「君が明日も君であるように」
そう言ってピッキングを止める

そのフレーズだけで
僕は無敵になれた

まるで少女のように透き通ったその声が
数十秒で世界を変えた


ビートルズより
セックスピストルズより
君がロックスターだった


がむしゃらに鳴らすコード
間違いだらけのギターリフ
それでも君が唄い上げるから
変調すら素敵な音楽になった


懐かしい音楽が聞こえる
あの夕暮れの街に
君はもういない

ビートルズより
セックスピストルズより
君が僕のロックスターだった

感想

感想はありません。

「ニコル」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス