サイキック 第1話
12月8日
この日は今シーズン最大の寒波が来ていた。
俺、真木信治(まぎしんじ)は運のない男としてここら辺では有名であった。そして、今日もまた、不運な生活を送るのだった…
「…午後は雨から雪に変わるでしょう。雷に注意してください。」
朝の天気予報を聞きながしながら俺は慌ただしく身支度をしている。
仕度を終えると「行ってきます?」と言って俺は家を出た。
「あぶねぇ、傘、傘」
危うく忘れるところだった傘を持って俺は再び急ぎ足で学校へと向かって行った。
空はこれから雨が降るという気配を見せず一面に青空を広げてている。
俺の学校は電車で10分の隣町にある中学だ。学校に着くといつものように階段を登り、廊下の傘置き場に傘をおき、2ー6の教室に入る。
席に着く間もなく、余令と同時に極道ばりのいかつい顔をした担任の山口が入ってきた。がたいは良くないが、35才にもなって、眉毛を激細にしている。担任を一言で言えば、中2病というやつだ。
そういえば、今日は席替えをするとか言っていたっけ…
俺のクラスの席替えは担任の気まぐれで行う。俺は適当にくじを引き、それを開く。20番。一番前の真ん中の席だ。席の移動が終わると後ろの方の席から声が聞こえてくる。「マギシンのやつまた20番の席に座ってるぜ?これで4回連続だな。運がねぇやつだ(笑)」
ああ。本当に運がねぇ。そう考えていると隣から声が聞こえてくる。
「よぉ。マギシン。よろしく?」
声の主は俺の友達、江戸圭治(えどけいじ)だ。長髪が良く似合うイケメンだ。こいつは頭は良く女ウケもいい。身長は165くらいでスタイルもいい。
「よろしく」と俺は適当に返すと後ろから元気な声が聞こえてきた。
「よおマギシン?」野球部の田端(たばた)だ。頭は丸坊主。対格もかなりいい。身長は170あり、体重も70?ある。中学生にしてはかなり大柄である。
「またおまえかよ、アバター。」そういって俺はアバターの話を適当に聞いていた。そしてアバターはいつの間にか巨人の話を熱く語りだしていた。こいつのテンションは正直面倒くさい。
心底運がない。
学校が終わる頃には空はすっかり鉛色になっていて、雨が強く降っていた。今日は俺が所属している部活、サバイバル部は休みだ。ちなみに顧問は担任の山口だ。
「傘持ってきてて良かった。」
そう呟きながら俺は廊下の傘置き場から傘を取り出そうとした。
…あれ?(^∇^)
傘を盗られた。俺のだけ。
隣の隣のクラス、2ー5はDQNが多い。傘を盗られることはしょっちゅうだ。こんなときにかぎって部活は休みだから部室の傘を持ってくる事はできない。
俺は大雨の中コンビニまで傘を買いに行った。とても冷たい雨だ。いますぐにも雪に変わりそうだ。
コンビニをでると少し雨が弱まっていた。俺は傘を指しながら駅へ向かって行った。
そのと中、遠くの方で
雷が鳴りだした。雪起こしだ。おれは電車が止まらないことを祈っていたが、雨がみぞれに変わり、完全に雪になってしまった。「電車、止まったかな…」
そう呟いた瞬間、体が輝いた。金色に。そして光と轟音に包まれながら地面にたおれこんだ。
「何が起こったんだ?」体を起こそうとすると身体中が沸騰するかのような熱に包まれた。
苦しい…暑い…もうだめだ。
俺の意識はここで途絶えた
気がつくと俺は病院で寝ていた。母ちゃん、父ちゃん、姉ちゃんが心配そうに見ている。どうやら雷にうたれたらしい。後遺症は無いらしいが、未だ身体中は熱を帯びていた。
家族みんなが喜びの涙を流している。
ん?
俺の目がおかしいのか、皆黄色いオーラに包まれている。
そう。後遺症が残らなかったかわりに俺には特殊能力が開花したらしい。人のオーラが見えてしまうという。
俺は頭がぐらぐらし、また眠ってしまった。
この日は今シーズン最大の寒波が来ていた。
俺、真木信治(まぎしんじ)は運のない男としてここら辺では有名であった。そして、今日もまた、不運な生活を送るのだった…
「…午後は雨から雪に変わるでしょう。雷に注意してください。」
朝の天気予報を聞きながしながら俺は慌ただしく身支度をしている。
仕度を終えると「行ってきます?」と言って俺は家を出た。
「あぶねぇ、傘、傘」
危うく忘れるところだった傘を持って俺は再び急ぎ足で学校へと向かって行った。
空はこれから雨が降るという気配を見せず一面に青空を広げてている。
俺の学校は電車で10分の隣町にある中学だ。学校に着くといつものように階段を登り、廊下の傘置き場に傘をおき、2ー6の教室に入る。
席に着く間もなく、余令と同時に極道ばりのいかつい顔をした担任の山口が入ってきた。がたいは良くないが、35才にもなって、眉毛を激細にしている。担任を一言で言えば、中2病というやつだ。
そういえば、今日は席替えをするとか言っていたっけ…
俺のクラスの席替えは担任の気まぐれで行う。俺は適当にくじを引き、それを開く。20番。一番前の真ん中の席だ。席の移動が終わると後ろの方の席から声が聞こえてくる。「マギシンのやつまた20番の席に座ってるぜ?これで4回連続だな。運がねぇやつだ(笑)」
ああ。本当に運がねぇ。そう考えていると隣から声が聞こえてくる。
「よぉ。マギシン。よろしく?」
声の主は俺の友達、江戸圭治(えどけいじ)だ。長髪が良く似合うイケメンだ。こいつは頭は良く女ウケもいい。身長は165くらいでスタイルもいい。
「よろしく」と俺は適当に返すと後ろから元気な声が聞こえてきた。
「よおマギシン?」野球部の田端(たばた)だ。頭は丸坊主。対格もかなりいい。身長は170あり、体重も70?ある。中学生にしてはかなり大柄である。
「またおまえかよ、アバター。」そういって俺はアバターの話を適当に聞いていた。そしてアバターはいつの間にか巨人の話を熱く語りだしていた。こいつのテンションは正直面倒くさい。
心底運がない。
学校が終わる頃には空はすっかり鉛色になっていて、雨が強く降っていた。今日は俺が所属している部活、サバイバル部は休みだ。ちなみに顧問は担任の山口だ。
「傘持ってきてて良かった。」
そう呟きながら俺は廊下の傘置き場から傘を取り出そうとした。
…あれ?(^∇^)
傘を盗られた。俺のだけ。
隣の隣のクラス、2ー5はDQNが多い。傘を盗られることはしょっちゅうだ。こんなときにかぎって部活は休みだから部室の傘を持ってくる事はできない。
俺は大雨の中コンビニまで傘を買いに行った。とても冷たい雨だ。いますぐにも雪に変わりそうだ。
コンビニをでると少し雨が弱まっていた。俺は傘を指しながら駅へ向かって行った。
そのと中、遠くの方で
雷が鳴りだした。雪起こしだ。おれは電車が止まらないことを祈っていたが、雨がみぞれに変わり、完全に雪になってしまった。「電車、止まったかな…」
そう呟いた瞬間、体が輝いた。金色に。そして光と轟音に包まれながら地面にたおれこんだ。
「何が起こったんだ?」体を起こそうとすると身体中が沸騰するかのような熱に包まれた。
苦しい…暑い…もうだめだ。
俺の意識はここで途絶えた
気がつくと俺は病院で寝ていた。母ちゃん、父ちゃん、姉ちゃんが心配そうに見ている。どうやら雷にうたれたらしい。後遺症は無いらしいが、未だ身体中は熱を帯びていた。
家族みんなが喜びの涙を流している。
ん?
俺の目がおかしいのか、皆黄色いオーラに包まれている。
そう。後遺症が残らなかったかわりに俺には特殊能力が開花したらしい。人のオーラが見えてしまうという。
俺は頭がぐらぐらし、また眠ってしまった。
感想
感想はありません。
「く:ロミ」の携帯小説
SFの新着携帯小説
- 〜Stliker〜 哀編 (180)
- 〜Stliker〜 哀編 (179)
- 〜Stliker〜 哀編 (178)
- 〜Stliker〜 哀編 (177)
- 〜Stliker〜 哀編 (176)
- 〜Stliker〜 哀編 (175)
- 〜Stliker〜 哀編 (174)