携帯小説!(PC版)

FantasyLand

[454] ひびりん 2012-06-10投稿
暗い廊下をコツコツと歩く足音が聞こえる。

少女は薄い笑みを浮かべ、宝石の様な赤い瞳を輝かせながら扉を開いた。

そこには床に倒れているアオイがいた。

少女はアオイの髪に触れ耳元で囁いた。

「アオイ。
FantasyLandへご招待します。」
少女は袋から青い宝石を取り出すとアオイの胸に置く。

「SpecialFantasy…
FantasyLandへの扉よ開け。」

その瞬間、宝石は光り出しアオイと少女を包み込んだ。


アオイは目を覚ました。

アオイ「ここは…?」

見渡すとガラスでできた建物、雲が浮いていた。

「ここはFantasyLand。
Fantasyを受け継いだ能力者が送られる世界。」

振り向くとさっきの少女が微笑んでいた。

しかし、身長は小学3年程の小さい子供だ。

「私はフェイ。フェイ・ルーン。
私も能力者…。」

アオイ「……。
フェイ。あなたは何者?」

フェイはクスリと笑うと歩きだした。

フェイ「FantasyLandを研究する組織。
FantasyGardenの最高司令官。」
アオイは心の中で思った。
こんな子に最高司令官が勤まるか。

フェイは怪訝そうな顔でアオイを見た。

フェイ「こんな子供に最高司令官が勤まるかとか考えてたんでしょ。
でも大丈夫。私は最高司令官になりたいからなった訳じゃないから。」

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