サイキック 第4話
冬休み1日目。時刻は午前5時。気温は5℃
冗談無しで寒い。だが、雪が降っていないことが唯一の救いだ。
今日はサバイバル部お馴染みのイベント「冬季サバイバル合宿」である。市内の高原で2泊3日生き残らなければいけない。
俺は家を出た。少し朝もやがでている。風はない。
駅から学校へ歩いていた時に俺は突然殺気を感じた。
慌てて周りを確認してみたが、殺気は完全に消えていた。
「気のせいか。」
と油断した瞬間、後ろから殺気を感じた。と同時に何者かから背中にサバイバルナイフを突きつけられていた。
?「動くな。お前、能力者か」
女性の声だ。どこかで聞いたことの有る声だ。俺は声の主を確認するため振り向こうとしたが、再び「殺すぞ」と脅された。
俺「能力者ってなんだよ(笑)」笑いながらごまかしたつもりだが、俺の「目」のことを言っているのは知っていた。
?「とぼけても無駄。私の殺気を感じていた事は否定できないでしょ?」俺は反論できなかった。
?「能力者なんでしょ?」俺「…ああ。その事は確認できただろ。早くナイフをしまえ。」
?「まだすんでないわ。私が能力者ってことを口止めしておかないと。誰かに言われたら大変だからね。昨日気付いたんでしょ?」
\(^o^)/オワター
(昨日言っちゃいました。)
俺「やはり、お前は保木愛子か…何故俺がお前の能力に気付いた事を知っている?」
保「あんなに驚いた顔でジロジロ見られたら誰でも気付くでしょ。」
\(^o^)/
(俺、そんなに見てたのかー)
保「今後あなたの存在が邪魔だと判断したらすぐに消しに行くから、そのつもりでね。」
そう言い残すと保木はどこかへ去っていった。
俺はとんでもない事件に巻き込まれてしまった。
感想
- 42164:すいません第3話のミスです[2012-06-17]
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