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天使が微笑んでくれるなら

[801]  2012-06-27投稿
【落ちた光】

止まったままの振り子時計

水面に映る
満ちることをやめた三日月

再び大地を照らすことのない
沈んだままの太陽


永遠の闇に包まれ、枯れ果てた草原


私の胸の奥にしまっていた小さな日記帳


あの日のページから開かれることはなくなった


貴方と過ごした時間


私の体から消えていく貴方の温もり


けしてやむことのない冷たい雨が
今にも崩れ落ちそうな硝子の器をいつまでも濡らし続ける

もう一度貴方の声が聞きたい

夏の向日葵のように
無邪気な笑顔に包まれていたい


臆病者の私を『大丈夫だよ』って言って
優しく力強い腕で抱きしめて欲しい

時を育む鼓動を感じながら、その温かい胸でもう一度眠っていたい...





【君との出会い】

出会った時から、いつも悲しい顔をしていた貴女


僕は君の過去のことは何も知らない


過去のことは何も話そうとはしない君


未だ閉ざされた心の扉


でも僕は信じている、その悲しみの訳をいつか話してくれるのを


そして君が望むなら



また悲しみの雨が降るのなら、決して濡れない傘になろう


闇で前が見えぬなら、その暗闇を照らす光になろう




それが嘘でもいい

時折見せる天使の様な君の笑顔


僕の横で静かに眠る愛しい君の横顔




君さえいれば僕はもう何もいらない

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