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涙の海

[568] ぷちとまと 2012-07-31投稿
「お前が悪いんだ。お前がそうさせるから。ほんといらつくな。手出すぞッッ!!」



(怖い怖い怖い。ごめんなさいごめんなさい。だから殴らないで・・・)



・・・・遡ること9年前。

私達はバイト先で出逢った。

まだ何も世の中を知らない純粋な17歳の私。

バリバリ働いていて大人な24歳の俊哉。


まだ子供だった私は、当時の俊哉に大人の魅力を感じて、一瞬で虜になった。

また俊哉も私に一目惚れをしてくれたみたい。

シャイな二人は回りの協力を得ながら徐々に距離を縮めていった。

ある日の夜、二人で花火をやる約束をした。

私(今日こそは告白する)


緊張する心に戸惑いを隠せないまま、俊哉と花火に名前を着けながらバカみたいにはしゃいだ。

車に戻り、告白するタイミングを探していると・・・

俊哉「話したいことがあるんだ。」

沈黙・・・

私「なんですか?」

また沈黙・・・

俊哉「好きなんだよね。付き合ってほしい」

・・・
・・・・
・・・・・

俊哉「返事は今度でいいから」

私「!!!!!わ・私も好きなんです。だから・・・付き合いたいです」



それから二人の交際が始まった。俊哉24歳・私17歳の春。

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