梅林賀琉2〜人間亀吉〜
彼は僕に「お兄ちゃんが諦めたリーマン予想を数学者になって解き明かすんだ」とも言った
まさに、将来有望な少年である
そんな可愛い弟のために、こんな劣悪小説は早めに仕上げてしまおう
そんなことを言いながら学生時代はいつもギリギリでレポートを出していた人間である
なかなか要約できるものでもない気はするがそれでも今まで何とかなったもんだ
しかも、これは自分の好きでやっていることだ
取り合えず、猛スピードでキリのいいところまでやってしまおう
今度こそ、こんな僕の物語りを読んでくれている有難い読者の方に本題を書き記していこうと思う
「取りあえず、浦島様は私について来て下さい
それと、後ろのお二人様も」
さっきまで二人だけのナフタレンの世界に浸っていた織姫と彦星は僕の後ろで視聴者向けのPVを撮るようなことをしているのである
「チョンマゲピース」
「やだあ、あなたいにしえの侍のようだわ」
全く意味がわからなかった
後ろの二人は亀吉以上に絡みづらかったので、僕は亀吉にさっきから気になっていることを話した
「僕は後ろのバカップルよりも亀吉の姿が気になっているのだが」
「そう言われますと、照れます幸男になっちゃいます」
「いや、照れなくていいし、幸男になんなくてもいい
そもそも、亀吉の名前は亀吉だろ
意味わかんねーし
僕が訊きたいのは何でお前がさっきから相変わらず人間と同じ姿で人間界にいるのかということだ」
すると、時空を越えて孫悟空がクラーク博士を乗せて当たり前だと言わんばかりの端から見たらどう見ても異常なはずなのに得意げな顔をして
亀吉は話した
「実はこの度の戦の大勝利で私は自然と畜生スタイルが解消されて、暫くは人間スタイルでいることができるようになりました
このままいけばスケルトンな天人スタイルへの昇格も夢ではないと思われます」
「しかし、中身は変わってないじゃないか
僕は外見よりも亀吉の冗談ばかりいう性格をどうにかしてもらいたいのだが
正直、疲れる」
すると、亀吉はとんでもないことを嘯いた
「これでも、仏様にまた一歩近づいたので御座いますよ」
「そんな高飛車なことを」
「本当ですよ」
「海亀ごときが、仏様なんてまぁ、よくもそんなことを言えるもんだ
まぁ、いずれにしても亀吉はいいよな
幸せそうで…」
まさに、将来有望な少年である
そんな可愛い弟のために、こんな劣悪小説は早めに仕上げてしまおう
そんなことを言いながら学生時代はいつもギリギリでレポートを出していた人間である
なかなか要約できるものでもない気はするがそれでも今まで何とかなったもんだ
しかも、これは自分の好きでやっていることだ
取り合えず、猛スピードでキリのいいところまでやってしまおう
今度こそ、こんな僕の物語りを読んでくれている有難い読者の方に本題を書き記していこうと思う
「取りあえず、浦島様は私について来て下さい
それと、後ろのお二人様も」
さっきまで二人だけのナフタレンの世界に浸っていた織姫と彦星は僕の後ろで視聴者向けのPVを撮るようなことをしているのである
「チョンマゲピース」
「やだあ、あなたいにしえの侍のようだわ」
全く意味がわからなかった
後ろの二人は亀吉以上に絡みづらかったので、僕は亀吉にさっきから気になっていることを話した
「僕は後ろのバカップルよりも亀吉の姿が気になっているのだが」
「そう言われますと、照れます幸男になっちゃいます」
「いや、照れなくていいし、幸男になんなくてもいい
そもそも、亀吉の名前は亀吉だろ
意味わかんねーし
僕が訊きたいのは何でお前がさっきから相変わらず人間と同じ姿で人間界にいるのかということだ」
すると、時空を越えて孫悟空がクラーク博士を乗せて当たり前だと言わんばかりの端から見たらどう見ても異常なはずなのに得意げな顔をして
亀吉は話した
「実はこの度の戦の大勝利で私は自然と畜生スタイルが解消されて、暫くは人間スタイルでいることができるようになりました
このままいけばスケルトンな天人スタイルへの昇格も夢ではないと思われます」
「しかし、中身は変わってないじゃないか
僕は外見よりも亀吉の冗談ばかりいう性格をどうにかしてもらいたいのだが
正直、疲れる」
すると、亀吉はとんでもないことを嘯いた
「これでも、仏様にまた一歩近づいたので御座いますよ」
「そんな高飛車なことを」
「本当ですよ」
「海亀ごときが、仏様なんてまぁ、よくもそんなことを言えるもんだ
まぁ、いずれにしても亀吉はいいよな
幸せそうで…」
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