携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 25

[372] ZAZA 2012-08-23投稿
流れる血を手で押さえながら後ろに下がるユウ



ユウ「早い…反応出来ない…」



刃に付いた血を払い、再び鞘に収め、ユウを見る



ロイガー「居合い・双月」


ユウに向かって、二回転しながら斬り掛かる。まるで2つの満月のように見える


ユウ「ぐぅ!」



避ける間もなく左腕で体をかばうが相当なダメージを負う



ユウ「左腕は…使い物にならないな…」



今度はロイガーが後ろに下がり、刃を鞘に納める



ロイガー「…微妙に体をずらしてダメージを軽減している…なんて奴だ」



刀を納めるロイガーに変わり、ユウは…



ユウ「ハァ…ハァ…まずいな…強すぎる…だが一発だけでも入れてやる!」



右手に力を込めるユウ



ユウ「あいつに近づいて攻撃を当てるのは無理だな…だったらカウンターしかない!」



腰を落としさらに右手に力を込める



一方タケは瓦礫に埋もれていた



ナハト「おい!さっさと出てこい!」



指をポキポキと鳴らしながらタケに近づくと、瓦礫から光の玉がナハトに向かって飛んで来るが僅かに逸れて外れる



ナハト「へ〜見た目どうりの能力だな」



瓦礫から飛び出しナハトに向かって殴りかかる



タケ「おりゃゃゃ!」



体をスルッと横にし、避ける



ナハト「当たる訳ねぇだろ!」



「ドン!」



タケのボディーに強烈な右アッパーが炸裂する



タケ「がぁ!!!」



クリーンヒットしたが、タケの左手が開いた瞬間、目の前が光に包まれる



ナハト「何!?」



タケ「…この距離なら…当たるだろ…」



閃光が零距離で放たれ、爆発する



爆発で吹き飛ぶタケは腹を押さえながらナハトを見る


タケ「ハァ…ハァ…どうだ…ちょっとは効いたか…」


煙が風で流れると、仁王立ちしているナハトが額から血を流しながら笑う



ナハト「いいねぇ!今のはちょっと効いたぜ!もっともっと俺を楽しませろ!」


ちょっと所か少し傷を着けただけで、その圧倒的な力の差にタケは絶望する事はなかった



タケ「ハハッ…全然効いてねぇや…だけどまだまだこれからだ!」



ロイガー「居合い・蕾墜」


ロイガーの姿が消え、ユウの真上に現れる



ユウ「降りてきた時がチャンスだ!」



ロイガーの攻撃を避け、降りた隙にカウンターを当てようと考えていたが…



ユウ「な…」



気付いた時にはロイガーが目の前に立っていて、自分の体に一撃綺麗に左肩から斬られ、血が噴き出していた。



ロイガー「…カウンターなど無意味」



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