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奇跡 20

[416]  じゅん  2005-12-19投稿
1月2日
「この度は友美の事で・・・」
「大変でしたね・・・」

と双方の親が初対面をした。こういう場面は何故か緊張する。
ふと話しかけたが隣に友美はいなかった。まだ俺の中で友美はそばにいるんだ。まだ割り切れてない俺がいるんだ。実感した。

友美の両親が帰った後で、うちの両親で参拝しに行く事になった。
俺は昨日も行ったが家族の伝統行事なので行かなきゃ行けなかった。

人がごったがえしてるので毎年はぐれてしまう家族。俺は昨日と同様に絵馬にお願い事を書き、毎年恒例の待ち合わせ場所となる喫茶店にむかった。

暖かいコーヒーをすすってたら弟が店内に入った。

「後で友美さんのとこに行くんやろ?せやし買ってきてん!!」

と言い紙袋を渡された。

中身は5個もお守りが入ってた。そのうちの1つが安産だった。

弟よ・・気持ちは嬉しいが慌てすぎだろ・・

そして弟が注文したら両親が「袋」をさげて店内に入ってきた。
両親の顔は苦笑いしてる

・・まさかっ!!


俺の(みなさんの)予感的中しました。

そう、大量のお守り。

色とりどりなお守りを手にし、泣きながら笑った。

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