携帯小説!(PC版)

花束

[327] にー。 2012-10-20投稿
無知とは
なんて呑気で残酷なもの
青い朝の下
あなたに詫びた

わずかしか触れてないのに
すべてを知ったつもりでも
私の知らない姿もあるだろう
あなたの見たくない姿もあるだろう

事実私は
醜い姿を隠し
ここに居座っている

取り巻く世界は想像しかできない
何も出来ない
何もしない
相も変わらずとも
なんとか過ごしていますようにと
願って止まない


トランク一つじゃ収まらない
互いの足跡


それでも
あなたの息吹に花束を



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