携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 43

[431] ZAZA 2012-11-24投稿
「ミント!何してる!早くドアを開けろ!」



ミントの通報を聞き、世界政府の人間が大勢地下研究施設の前に集まっていた



ミント「すみませーん!訳あって今は開けられないんですー!」



地下研究施設は外からは入れず、中からしか開けれないようになっている。



ミント「さっきの人はどうやって入ったんだろ?」



ムカイの事を不思議に思っているとドアを叩く音が止み、貫禄のある声が聞こえてきた



キール「ミント君、ここを開けて貰えないだろうか…」



世界政府のトップ、キール・ロワイヤルの声にミントは固まる



ミント「すみません!室長に開けるなと言われてまして、たとえトップの方とはいえ開ける事は出来ません!」



キール「ハーデスを自由にし過ぎた私の責任だな…」


周りの人達に聞こえない程度声で呟くと、ドアの向こうにいるミントに話しかける



キール「ミント君、ドアから離れていなさい」



ミントの足音を確認するとキールがドアに手をかざした瞬間、衝撃でドアが吹っ飛んだ



ミント「!!!」



ドアから少し離れた所で、腰を落とし座り込みミントにキール・ロワイヤルが近づく


キール「大丈夫じゃな。ミント君、ハーデス室長は何処かな?」



殺意ある威圧感ではないが、圧倒的な威圧感にミントの体は震え、まともに話す声も難しくなっていた



ミント「し、室長は…」



一方、実験施設ではユウとタケがジャガーと戦っていた



タケ「ハァ…ハァ…強ぇ…」



ユウ「噂通りだな…息一つ乱れてない」



ジャガーは実験施設から徐々に離れながら戦っていた


ジャガー「てめぇの技…見た事あるなぁ…確か能力協会のカシスが使ってたような…」



ユウ「同じだよ!神速!」


高速でジャガーの目の前に移動する



ユウ「神撃・インパクト!」



最強の体術「神躯」それは神のように速く、神のような力、神のように硬く、神のように美しい。人間の潜在能力を極限にまで引き出した体術で、ユウは自分の能力と「神躯」を組み合わせた能力になっていた



ジャガー「うぉ!」



ガードしたものの、その威力に踏張る事を止め、素直に吹き飛ぶ



ユウ「わざと吹き飛んで威力を殺したか…」



ジャガーが起き上がると、目の前が白い閃光に包まれるとすぐに大爆発が起こった



ジャガー「げほ…げほ…やはり当たったらヤバイな」


ユウの後ろで手を突き出したタケがいた



タケ「俺だってアカシアっていう師匠がいるんだ!なめんなよ!」



ユウ「まともに当たったの初めて見たが…凄いな…」


二人共修行のおかげで凄まじくパワーアップしていたが、



ジャガー「クソガキが…調子に乗りやがって…」



その場の雰囲気が一気に変わる



ジャガー「もういい…ここにいる奴ら全員殺す!」



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