携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> たまらんく哀しい8/10

たまらんく哀しい8/10

[715] シャイン 2012-12-05投稿
大人になって思えば
担任教師は
街の有力者の息子で傍若無人だった

授業中でも
平気でタバコをふかし
廊下にタンを吐き捨てるような男だったが

当時の田舎では信じられないような権利構造が成立する時代だった


同僚教師おろか校長やPTAすら
誰も担任教師に
意見を言える人は
いなかった


僕が失神している間に
由美子ちゃんを
指導室に連れていった日以降

担任教師は
家庭訪問という
名目で幸さんと由美子ちゃんの住む公団アパートに出入りした


僕達が公団アパートに帰ると
「二人ともちゃんと勉強してきたか」
という意味不明なセリフを吐き帰っていき

子供から見ても
気の毒な位
気丈な幸さんが
作り笑いを浮かべていた


今思い起こせば
担任教師は
授業などせずに
幸さんと由美子ちゃんの二人を愛人にしたく尽力してたようだ


幸さんは精神的に疲れはててきたのは
はた目から見てもわかった

ある日
仕事を休んだ
幸さんが
先に由美子が寝た時に子供の僕に呟いた
「結局警察とか何の役にも立たないんだね〜」


僕は次の日に
父親に相談する決心をした
父親は今では漁師で日頃は大人しくしているが
学生の時は
水産大学の応援団に所属し
曲がったことは嫌いな人だった

感想

感想はありません。

「シャイン」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス