携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 48

[426] ZAZA 2012-12-27投稿
ハーデスは自分のリュックからゴソゴソと何かを探していた



ハーデス「どれにしようか…まずはこれから試すカ」


リュックから出したのは、液体が入った試験管だった


アカシア「…そう易々とやらせると思うか?跡形もなく消してやろう」



手の中で光弾を作り、ハーデスへ放つ



「ドカーーーーーン!」



凄まじい程の大爆発で建物が大きく揺れ、アカシアの言う通りハーデスがいたであろう場所が跡形もなく消し飛んだ



アカシア「…ハーデスは…」



壁が崩れ、外がむき出しになっていてハーデスがよじ登って中に入る



ハーデス「ふぅ…危ない危ない。もう少しで落ちる所だったヨ」



アカシアは次の攻撃に備えていたが、ハーデスの変な余裕を感じ取る



アカシア(…やはりやりにくいな…)



ハーデス「さて…実験の続きをしようカ…ゴクッ」



持っていた試験管に入っている液体を一気に飲む



アカシア「…?」



見た目は何も変わらないが不気味な笑みを浮かべているハーデスに迂闊に攻撃出来ずにいた



ハーデス「どうしました?攻撃してこないなら私から行きますヨ…」



決して速いとは言えないが、ハーデスなりのダッシュでアカシアに近づくと、白衣のポケットから試験管を出し、真上に投げた



ハーデス「今の私は簡単に言えば、温度の高い物質だ。その物質が水に触れ、気化したらどうなると思ウ?」



真上に投げた試験管がハーデスに落ちて水を被ると、とてつもないエネルギーがハーデスから溢れだす



アカシア「…気化…まさか水蒸気爆発か!」



二人のいるフロアが灰色になり、爆発で数階上の階を貫く程の威力で、アカシアの姿が確認出来ないくらいの煙の中に咳き込むハーデスがいた



ハーデス「ゴホッゴホッ…私にも少々ダメージを負ったが、実験は成功だナ」



ハーデスの能力は「実験体」自分の体で様々な化学反応を起こす事ができる。ハーデス自身の戦闘能力はほとんどないが、ハーデスが作った薬品を飲む事によりハーデス自身が化学兵器になる



ハーデス「48階まで吹き飛んだカ?」



上を向き、大きく開いた穴を見ていると急に目の前が真っ白になる



ハーデス「眩しい…これハ?…!」



眩しい光はアカシアが放った巨大な光弾だった。ハーデスは光弾に包まれ、下の階まで貫かれる



ハーデス「く!…逃げ場がない…まずいナ…」



どんどん下の階に貫かれ、40階まで下がると上から見守っていたアカシアが両手を前に出し、両手をガッチリ合わせる



アカシア「コネクト!」



ハーデスを包む光弾が突然大爆発した



ハーデス「…」



丸眼鏡が割れ、全身傷だらけで相当ダメージを負ったハーデスは起き上がる事もなかった



アカシア「…まずは一人」


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