携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 君がいたから?

君がいたから?

[296]  MINK  2006-09-19投稿
男は少し躊躇してから、俯いていた顔を上げて言った。
「取り敢えず、自己紹介しときますけど…中西 涼って言います」
「中西ねぇ…歳は?」
「25です」
「そう。私は東田 京子。三十路」
私たちの簡単な自己紹介は終わった。
ただ、「三十路」と言った瞬間、一瞬彼の表情が変わったのを私は見逃さなかった。

別にいいけど…

「で?そんなのはいいんだけどどうしたの?」
「何か…すみません。京子さんも傷付いているところ」
「は?喧嘩売ってんの?別に傷付いてないから。三十路ってだけで失恋=傷付くって方程式はやめて」
「…すみません。重ね重ね」
「謝んないでよ。一応、中西君よりは先輩な訳だし。助言とかは出来ると思うよ」
「なんか、強いですよね。京子さん」
「だから、喧嘩売ってんの?」
私がきつく睨むと、中西は両手をめいっぱい振って、同時に顔を左右に必死に振って否定していた。
こんな奴だったっけ?!と第一印象からのギャップに少し笑えた。
「で?話してみなよ」
「はい。隣の部屋の子…彼女だったんです。さっき振られましたけど」
「可愛い子だものね」
確かに、隣の中西の元カノはいわいる男にモテる可愛い女の子だった。
私とは正反対な感じだ。

感想

感想はありません。

「 MINK 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス