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DARK-NESS 55

[442] ZAZA 2013-02-10投稿
降り始めた雨の中、雷が落ちた場所から煙が立ち込める



シゲル「魔痕を開眼してもここまでか…」



しばらくすると雷が落ちた場所から立ち込める煙が一瞬風によって切られたのをシゲル・リーンは見逃さなかった



シゲル「後ろ!」



振り返るとムカイの右手の指先がシゲルの胸の中心にあと1センチの所で止まっていた



ムカイ「がはぁ!」



風神と雷神に掌手によって挟まれ、血を吐き出す



シゲル「雷を寸前で避け、わしの気を緩む一瞬を狙うまで土の中で待っていたという安易な考えじゃな」



「ミシ…ミシ…ミシ…」



風神と雷神の力が強くなり、このままムカイを潰す勢いで押す



ムカイ「くっ…くっ…」



シゲル「どうする?このままじゃと本当に潰れてしまうぞ…」



絶体絶命な状況でムカイは笑みを浮かべる



ムカイ「へへ…魔痕の本当の力を見せてやる!」


ムカイのオーラがまた一段と跳ね上がり、風神と雷神の掌手を少しずつ引き離す


ムカイ「ああああああ!」


そして一気に引き離し、地面に着地すると雷神に向かって黒い炎をなぎ払う



ムカイ「焔・黒薙!」



雷神「グォォォ!」



雷神が黒い炎に包まれながら吹っ飛ぶ



シゲル(これが魔痕…己の潜在能力と戦闘能力を格段に上がるのじゃが、これは斑鳩の中でもある一族しか使えないはず…奴はあの一族とは無縁のはず…)



風神が持つ袋の口から、ムカイに向かって真横に竜巻を放つ



ムカイ「うぉぉぉぉ!」



避ける事なく、竜巻に突っ込むと炎で切り裂きながら突き進む



ムカイ「焔・黒焉砲!」



風神が黒い炎に包まれて吹っ飛ぶ



ムカイ「ハァ…ハァ…次はお前だ!」



シゲル・リーンを指差す


シゲル「風神雷神では無理か…なら本気でやるしかないようじゃ」



指をパチンと鳴らすと倒れている風神雷神が消え、風神雷神が受けたダメージがシゲル・リーン本体に受ける



シゲル「ぐぅ!」



体勢が崩れるがすぐに立ち直り、また自分の左右に風神雷神を召喚する



ムカイ「またか…」



するとまたパチンと指を鳴らすと風神雷神がバラバラに砕け散る



ムカイ「これは!」



砕けたパーツがシゲル・リーンの腕に装飾されていく


シゲル「第2ラウンドと行こうか!」



ムカイ(風神雷神の力が奴の腕に!)



右腕をぐぐっと後ろにやり、力を溜める。



シゲル「雷轟電撃!」



右ストレートを打つとムカイに向かって巨大な電撃玉を放つ



シゲル「秋風冽冽!」



更に左腕をアンダースローのように振ると激しい風がムカイを襲う



ムカイ「風で身動きが出来ない!」



先に放たれた電撃玉がムカイに直撃する



ムカイ「ぐわぁぁぁぁ!」


全身が痺れる感じと、痛みで気を失いかける



するとこの島の雨が強くなってきた



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