君がいたから?
中西は続けた。
「でも、僕以外にも男がいて…その現場をたまたま見てんです。彼女も僕に気付いていたんですが。無視されました」
「ふーん」
良くある悪い女なパターンの話だ。私は、コーヒーを口に運びながら「そんな友達もいたもんな」と心の中で呟いた。
「でも、見なかった事にして、そのまま付き合っていたんです。でも、それじゃあ駄目だと思って今日、話にきたら…」
「また、違う男がいたんでしょ」
私は、中西に視線をやらずにコーヒーカップを見つめながら言った。
中西は、きょとんとしたまま静かに頷いた。
「彼女。男を知ってんのよ」
「はぁ…」
「でも、あんたもそんな御めがねに相手してもらえるなんていい男ってことじゃない」
「そうですかねぇ」
「そうよ。中西もすることしたんでしょ?」
「することって…するわけないじゃないですか!!」
私は、真っ赤になってそれを否定する中西を見てポカンとしていたに違いなかった。
「してないの?」
「はい…手は繋ぎました」
「はぁ?」
私は何も言えなかった。そんな純情な子に「それが原因だ」なんて事は口が裂けても言えなかった。
「そう…そうなの」
私の微妙な顔つきを察したのか、中西は心配そうに私を見つめた。
「大丈夫ですか?」
「でも、僕以外にも男がいて…その現場をたまたま見てんです。彼女も僕に気付いていたんですが。無視されました」
「ふーん」
良くある悪い女なパターンの話だ。私は、コーヒーを口に運びながら「そんな友達もいたもんな」と心の中で呟いた。
「でも、見なかった事にして、そのまま付き合っていたんです。でも、それじゃあ駄目だと思って今日、話にきたら…」
「また、違う男がいたんでしょ」
私は、中西に視線をやらずにコーヒーカップを見つめながら言った。
中西は、きょとんとしたまま静かに頷いた。
「彼女。男を知ってんのよ」
「はぁ…」
「でも、あんたもそんな御めがねに相手してもらえるなんていい男ってことじゃない」
「そうですかねぇ」
「そうよ。中西もすることしたんでしょ?」
「することって…するわけないじゃないですか!!」
私は、真っ赤になってそれを否定する中西を見てポカンとしていたに違いなかった。
「してないの?」
「はい…手は繋ぎました」
「はぁ?」
私は何も言えなかった。そんな純情な子に「それが原因だ」なんて事は口が裂けても言えなかった。
「そう…そうなの」
私の微妙な顔つきを察したのか、中西は心配そうに私を見つめた。
「大丈夫ですか?」
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