さよならなんて言えやしない。
「引っ越すんだ」
君のその一言は、アタシにとって死刑宣告みたいなモノだった。
[さよならなんて言えやしない。]
その後は、どうやって家に帰ったのかわからない。
気付くとアタシは布団の中にいて、ただただ呆然としていただけだった。
君の前で散々泣きじゃくって、怒って、愚図って喚いて。
誰かにこんなことしたのなんて、子供の時以来かもしれない。
我が儘だって思ったかもしれない。融通のきかないヤツだって思われただろう。
だけど。
だけどアタシはそれを直接言われたとしても、君に叫び続けるだろう。
「行かないで」
って。
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実話です?
不完全燃焼気味(>_<)
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