携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 60

[427] ZAZA 2013-03-29投稿
ユウとタケは血痕の頼りに進んでいたが、ある所で血痕が消えていた



タケ「今思った事言っていいか?」



ユウ「絶対に間違ってるから別にいい」



二人の行き着いた場所は断崖絶壁にいた



タケ「ムカイはここで自らの命を…」



ユウ「それ以上言うな!」


怒りと悲しみが交じった言葉にタケは途中で止めた



タケ「とりあえず皆を呼ぶぞ」



連絡を受けた能力協会の人達がユウとタケの所へ集まる



アカシア「…奴は本当にここから飛び降りたのか?」


腕を組み、崖の下を覗き込む



カシス「本当に飛び降りたのなら海底も捜索しないといけない」



その後…島の全体と海底を捜索したが、ムカイは見つけられなかった。シゲル・リーン代表は一命を取り留めたもののまだ油断は出来ない状況で、そのニュースが世界中に広まり混乱を与えた



カシス「あれから1ヶ月、世界政府にも協力してもらって捜索したが見つからないんだ。いい加減諦めるんだ」



ユウ「ですが!」



疲れた表情したカシスが分厚い報告書を捲りながら答える



ユウ「我々は今、能力協会の事でいっぱいいっぱいなんだ。総本部の代表がいない今、我々だけで能力協会を纏めるのはとても大変なんだ」



深く椅子にもたれ、目薬を指す



ユウ「それでも…私は…」


拳を強く握りしめるユウを見て、目の前まで行き、ユウの肩をポンっと叩く



カシス「お前の気持ちわかるが、もう終わったんだ。世界政府もザザ・ムカイ・ブラックを死亡として処理したんだ」



ユウは何も言わず部屋を後にする



カシス(かなり重症だな)


自分の部屋に戻ったユウはベッドに横になる



ユウ(本当にムカイは死んだのか…)



大きな戦いが終わり、2年の月日が経つ



結成と決戦 終



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