DARK-NESS 61
あれから2年…この2年の間に世界では色んな事があった。まず意識不明だったシゲル・リーン代表が意識を取り戻し、喋られるまで回復したのだが、能力協会代表を辞意を表明。今も新しい代表が決まる事なく、カシスとアカシアで成り立っている
世界政府もN・ジャパンの東京に新しい本部を作り、名前も「ARC(アーク)」に変えて活動している
ユウとタケはN・ジャパン能力協会大阪支部にいた
タケ「入るぞー」
ノックもせずにいきなり入ると立派な机と椅子に座っているユウがいた
ユウ「お前なぁ…ノックぐらいしろよ」
まるで社長室のような部屋に座っているユウがとても違和感がある
ユウ「何か用か?俺は忙しいんだ…」
タケ「忙しいって、何もしてねぇじゃねーか」
何も言い返せず、目の前のPCの電源を入れる
ユウ「で、用はなんだ?」
タケ「締め切りが明日だから、そろそろ出場チームを決めて本部に報告書を提出しないといけないんだろ?お前…まだ全然決めてないだろ」
マウスに置いた手が止まる
ユウ「わ、わかってるよ。これから決める所なんだよ」
タケ「しっかりしろよ。実行委員会の委員長を任されたのにこれじゃ師匠達に怒られるぞ」
明らかに覇気がなく、やる気がないように見える
タケ(この2年間、ユウはムカイの死を受け入れられずにいたせいで随分変わっちまったな…)
今ユウとタケが任されているのは、能力協会が年に一度開催している「闘技演武」という大会で、世界中の能力者が集まり、己の力をぶつけ合う大会で、毎年ルールが変わり、今年は3対3のチーム戦になった
タケ「あと、能力協会から1チーム参加するやつだけど…」
苦々しい顔をするユウはため息をつく
ユウ「前も言ったが俺は出ないぞ!一応委員長だし、それにここ最近修行もしてないし無理だ!」
ユウの言う事は言い訳ではなく、実際問題この2年間カシスとアカシアは世界中を飛び回っていてろくに修行をしていない
タケ「もうメンバー登録済みだから無理って言ってももう遅いぞ」
登録完了の紙を目の前に出し、タケは笑みを浮かべる
ユウ「勝手にやりやがって…ん?3人目ってシゲ!?」
その頃、出場チーム受付窓口に一通の封筒が届く
受付員「今頃送って来てももう上が決めてるだろ」
封筒を開け、チームメンバーを見た途端腰が抜ける
受付員「お、おい!すぐに委員長に報告だ!!!」
世界政府もN・ジャパンの東京に新しい本部を作り、名前も「ARC(アーク)」に変えて活動している
ユウとタケはN・ジャパン能力協会大阪支部にいた
タケ「入るぞー」
ノックもせずにいきなり入ると立派な机と椅子に座っているユウがいた
ユウ「お前なぁ…ノックぐらいしろよ」
まるで社長室のような部屋に座っているユウがとても違和感がある
ユウ「何か用か?俺は忙しいんだ…」
タケ「忙しいって、何もしてねぇじゃねーか」
何も言い返せず、目の前のPCの電源を入れる
ユウ「で、用はなんだ?」
タケ「締め切りが明日だから、そろそろ出場チームを決めて本部に報告書を提出しないといけないんだろ?お前…まだ全然決めてないだろ」
マウスに置いた手が止まる
ユウ「わ、わかってるよ。これから決める所なんだよ」
タケ「しっかりしろよ。実行委員会の委員長を任されたのにこれじゃ師匠達に怒られるぞ」
明らかに覇気がなく、やる気がないように見える
タケ(この2年間、ユウはムカイの死を受け入れられずにいたせいで随分変わっちまったな…)
今ユウとタケが任されているのは、能力協会が年に一度開催している「闘技演武」という大会で、世界中の能力者が集まり、己の力をぶつけ合う大会で、毎年ルールが変わり、今年は3対3のチーム戦になった
タケ「あと、能力協会から1チーム参加するやつだけど…」
苦々しい顔をするユウはため息をつく
ユウ「前も言ったが俺は出ないぞ!一応委員長だし、それにここ最近修行もしてないし無理だ!」
ユウの言う事は言い訳ではなく、実際問題この2年間カシスとアカシアは世界中を飛び回っていてろくに修行をしていない
タケ「もうメンバー登録済みだから無理って言ってももう遅いぞ」
登録完了の紙を目の前に出し、タケは笑みを浮かべる
ユウ「勝手にやりやがって…ん?3人目ってシゲ!?」
その頃、出場チーム受付窓口に一通の封筒が届く
受付員「今頃送って来てももう上が決めてるだろ」
封筒を開け、チームメンバーを見た途端腰が抜ける
受付員「お、おい!すぐに委員長に報告だ!!!」
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