携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 64

[416] ZAZA 2013-05-06投稿
サガルドの先鋒が前へ出る


実況アナ「サガルドの先鋒はピムス・カンロです!」


黒のショートカットに長身でモデルのような体型、腰にサーベルを提げている



カンロ「まさかあの有名なジャガーが相手とは…」



サーベルを抜き、試合開始の合図を待つ



実況アナ「それではREADY…GO!」



合図と共にジャガーが飛び掛かり襲い掛かる



ジャガー「シャラァァァァァァ!」



背向けから飛び越え、ジャガーの背後を取る



カンロ「シッ!」



ジャガーの背中にサーベルを突き刺す



「カキンッ!」



突き刺す事が出来ず、弾かれてしまう



カンロ(何て固さなの!?)



ジャガーが笑いながら振り返る



ジャガー「そんなショボいサーベルじゃ傷一つ付けらんねーよ!」



カンロの両足を爪で切り裂き、血が吹き出す



カンロ「あぁぁぁ!!!」


激痛でその場に座り込むカンロに高々と笑うジャガー


ジャガー「ギャーハハハハ!最高だ!この感じ!この感触!」



闘技場に来ている観客が一気に静まり返るがどよめきが起こる



実況アナ「おーっと!ピムス・カンロが立ち上がったー!」



ジャガー「あぁ?」



両足から出ていた血が止まっていた



ジャガー(傷が癒えてる?いや…何かで止めている?)



サーベルの刃を右手でなぞるとサーベルの刃がぐにゃっと垂れ下がる



ジャガー「なんだぁ?ありゃ?」



カンロ「キャンディサーベル!」



垂れ下がった刃が七色に染まり、闘技場に微かに甘い匂いが漂う



ジャガー「なるほど…飴で傷を防いだのか…」



ピムス・カンロの能力は「キャンディ」自由自在に飴を作り出す事が出来る



カンロ「はっ!」



サーベルの刃が鞭のようにしなりジャガーの足元に落ちる



ジャガー「届いてねぇじゃねーか」



サーベルの刃に纏った飴が端に集まり、ジャガーの足に付いて固まる



ジャガー「動かねぇ!」



今度は動けないジャガーの体にサーベルの刃がぐるぐる巻き付く



カンロ「まだまだぁ!」



動けないジャガーに近づき、両手をジャガーに当てると手から飴が広がっていき、やがてジャガーの全身を包み込む



実況アナ「ジャガー選手を包み込んだ飴が固まったー!これは勝負ありか!」



カンロ「固まるだけじゃなく、奴の体力を少しずつ奪っていくようになっている。これでしばらく待てば…」



観客がカンロコールを始めようとした途端、飴が砕ける音と強烈な打撃音が響いた



カンロ「かぁ!!!」



ジャガー「甘ぇなぁ…甘すぎるぜ!」



容易く飴から脱出し、カンロに強烈なボディーブローを当てる



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