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DARK-NESS 66

[466] ZAZA 2013-05-30投稿
闘技演武一回戦が全て終わったその夜、能力協会大阪支部にユウとタケがいた



タケ「仮面の奴がムカイなら本当に変わっちまったんだな…」



冷めた珈琲を飲みながら座ってるユウを見る



ユウ「…」



ユウは何も答えず冷めた珈琲を飲む



タケ「で?チーム恐神をこれからどうするんだ?闘技演武開催中はどんな犯罪者であろうと逮捕出来ない決まりだ。だが上へ報告する事は出来るがどうする?」


冷めた珈琲を一気に飲み、紙コップを握り潰す



ユウ「奴らには決勝まで進んでもらう。勿論これからチーム恐神と対戦するチームに棄権するようにこちらからお願いする」



タケ「という事は…」



飲みかけの珈琲をゴミ箱に捨てる



ユウ「俺達が決勝で奴らを止める!」



闘技演武が開催される二日間の深夜、能力協会が運営する病院の特別室に元能力協会代表シゲル・リーンが眠っていた



「ガチャ!」



窓の鍵が開き、窓を開け涼しい風と共に人が部屋に入る



シゲル「ここは最上階じゃというのにどうやって登ってきたんじゃ…コソ泥よ」



体を起こす事なく、天井を見たまま喋るシゲル・リーンに驚くヴァン・スティール



ヴァン「驚いたな…報道していた通り結構元気じゃねーか」



シゲル「何しに来たんじゃ?今のわしの命を奪っても何の価値もないぞ…」



ヴァン「安心しろ、今日の俺はただの案内人だ」



シゲル「案内人?」



すると病院の廊下をコツコツと歩く音が聞こえ、シゲル・リーンの部屋の前で止まり、扉を開け入って来た人物にシゲル・リーンは安堵の表情を見せる



シゲル「お主か…そろそろ来る頃だろうと思っていたが、まさかコソ泥と一緒に来るとは…」



シゲル・リーンの部屋に入って来た人物は「C・オルゾ」白い髪に真っ赤な目をしており、貴族のような服装で真っ赤なマントがヒラヒラと風で揺れていた。今はどこにも属さずフリーだが、昔は能力協会副代表を勤めていた



オルゾ「ただ単に見舞いに来た訳ではない」



表情は冷たく、その真紅の瞳を見ているとこっちが燃えてしまいそうな雰囲気だ


シゲル「分かっておる。能力協会代表の座ならいつでもなるがいい…」



意外な発言に驚くヴァンに対し、表情を崩さないオルゾ



オルゾ「代表になる前にやる事がある。これをやれば貴方を倒した復讐者の手を貸す事になるが、ARCの代表キール・ロワイヤルは私が倒す…」



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