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DARK-NESS 68

[439] ZAZA 2013-06-29投稿
タケ「行くぞ!!!」



両手にエネルギーを溜め始め、ある程度の大きさになり、ワイザーに投げ付けようとした瞬間、タケとワイザーの間に白いタオルが落ちる



タケ「え?」



ワイザー「?」



会場にいる観客も瞬間何が起こったか分からずにいたが、すぐに状況が分かった。タケの後ろからシゲが白いタオルを投げたのだ



実況アナ「こ、これは白いタオルが投げ込まれた為、次の選手と交代だ!…ってそんなルールありましたかね?」



タケ「お前何やってんだよ!」



仕方なく舞台から降り、シゲに詰め寄るが、シゲは涼しい顔で舞台に上がる



タケ「お、おい!ちょっと待てって!お前も何か言ってくれよ!」



鼻歌交じりに舞台に上がるシゲを何も言わず、見送るユウ



ユウ「何か分からないが、シゲに任せても大丈夫な気がしたんだ…」



タケ「はぁ?何だよそれ…けど、こうなった以上は仕方ねぇ…シゲに任せるか」


そしてシゲとワイザーが向かい合って立っているが、まるで大人と子供だ。2メートル以上の身長のワイザーに対して160センチしかないシゲ、肌が黒く筋肉ムキムキなワイザーに対して青白い肌に細い体のシゲ、見た目からしてとてもシゲに勝機などないように思うが



実況アナ「では始めて貰いましょう!」



ワイザー「瞬殺だ…」



シゲに向かって駆け出したがすぐに止まる



タケ「何だ?この雰囲気…」



シゲの周囲に不思議なオーラが漂う



ユウ「恐怖感が全くないオーラだ。逆に神聖な感じがする…」



シゲの頭上から巨大な剣が飛来し、シゲの背後に突き刺さる



タケ「デカ!」



突き刺ささった巨大な剣の柄から長い鎖が付いていて、シゲの体に鎖が巻き付く


シゲ「誓いを…」



その場から腕を振り上げ、鎖をワイザーに向かって投げる



ワイザー「後ろにある剣を使わず、鎖かよ!」



飛んできた鎖をガシッと掴むと自分の方へおもいっきり引き込む



シゲ「あ…」



ワイザー「おらぁー!」



鎖がジャラジャラと音を鳴らしながら、ワイザーの足元まで引き込まれる



タケ「ヤバイ!」



ワイザー「てめえの頭を叩き潰してやるぜ!」



ワイザーの拳がシゲの頭に振り下ろされる



ユウ「ガードしろー!」



「ドォーーン!!!」



地面が割れ、震動が会場全体に響き渡る



タケ「シゲーーー!」



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