携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 69

[440] ZAZA 2013-07-15投稿
頭から大量の血が出て、倒れているシゲが痛がる様子もなく普通に立ち上がる



シゲ「ふぅ…」



実況アナ「頭から血が出ているのに平然としている!?ダメージを受けてないのか!」



ワイザー「何だコイツ…気持ち悪りぃ奴だな!」



起き上がったシゲの顔をおもいっきり殴り、吹っ飛ばす



シゲ「もうちょっと…」



すぐ起き上がり、今度は両手に鎖を持って、鞭のようにしならせてワイザーに攻撃する



ワイザー「クソッ!」



体に鞭のようにしなった鎖が当たり、血が流れる



シゲ「よし…」



ワイザーの血が着いた鎖を自分の元へ戻し、自分の血が着いた指でワイザーの血をなぞり、その指を舐める


シゲ「契約完了…」



するとシゲの体に巻き付いた鎖が外れ、突き刺さっていた巨大な剣が抜けて細く青白い右手一本で持つ



タケ「スゲェ!あんな巨大な剣を片手で持ってやがる!それにこの圧倒的なオーラ」



シゲ「聖なる審判を…」



高く飛び上がり、巨大な剣を振り下ろす



ワイザー「うぉ!」



振り下ろされた剣は地面を砕き、会場の観客席まで剣撃が届いていた



実況アナ「雰囲気が変わったとたんに凄いパワーを発揮し、会場を斬ってしまいました!」



タケ「スゲェ威力だな…」


呆気に取られるタケに対し、少々渋い表情のユウ



ユウ(威力は申し分ないが、スピードが無さすぎる。あれじゃ当たらないぞ…どうするシゲ!)



するとワイザーが右手に黒い手袋をはめる



ワイザー「トロ過ぎなんだよ!」



シゲの元へ駆け出し、黒い手袋を付けた右手でシゲの顎や腹にアッパーを連続で繰り出す



ワイザー「オラオラオラオラオラオラオラ!!」



凄いラッシュの中、爆発も交えながら攻撃をし続け、シゲが煙に包まれる



ワイザー「ハァ…ハァ…どうだ…俺様のクラッカーマシンガンパンチは…」



実況アナ「出ましたぁ!ワイザーのクラッカーマシンガンパンチ!黒い手袋をはめた右手は手榴弾並みの威力の高速パンチ!これを食らったら一溜まりもないぞ!」



煙が自然と消え失せていき、シゲの姿がはっきり見えた



ワイザー「なっ…なぜだ!」



打撃と爆発を大量に受け、外傷はあるもののシゲの表情は至って普通だった



タケ「ダメージを受けてないのか?どうなってんだシゲの能力…」



左手に持っていた鎖をワイザーに投げつけて体に巻き付く



ワイザー「しまった!」



ワイザーの動きを止め、右手に持った巨大な剣を振り上げる



シゲ「残り15秒…」



そう呟き、振り上げた巨大な剣をワイザーに向かって振り下ろす



ワイザー「ま、待て!参った!参ったからやめろぉぉぉ!」



巨大な剣はワイザーのすぐ隣に振り下ろされた



実況アナ「ワイザー選手が負けを認めた為、この試合はチーム能力協会の勝利だ!」



歓声の中シゲはワイザーに近づき、自分の血が着いた手でワイザーに触る



シゲ「契約解除…」



すると巨大な剣や鎖を消え、シゲの傷も消えて何もなかったかのように舞台を降りる



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