耐夢〜タイム?
1993年、冬… 自分の存在を知らせるかのような、大きく元気な声で3600グラムの男の子が産まれた。【辰弥】
…「シゲさんッ!男の子ッ!元気な男の子ッ!」
…「美ッ、美里さんッ!イヤッ!母子ともども心配なしだッ!」
辰弥の、大きな声がシゲの鼓膜までもビックリさせた。 シゲの声が震えながらも囁いた。
【シゲ】 …「そぅかぁ〜無事に産まれてくれたんだぁ〜 辰弥ょぉ〜お前も忙しいのに悪かったなぁ〜ありがとな」 辰弥も、シゲの涙まじりの声に自分の感情を抑えることもせず、泣きながら。
【辰弥】 …「良かったあぁッ!本当に良かったあぁッ!」
…「おめでとうッ!シゲさん本当に、おめでとうッ!これでシゲさんもパパだょ〜パパッ!」
泣きじゃぐる辰弥の祝福してくれている声を聞きながら、病院に急ぎハンドルを握るシゲには優しい笑みしかなかった。【シゲ】
…「辰弥、ありがとぅ」
…「あと20分ぐらいで病院に着くから、頼むなぁ」 携帯を助手席に投げ、少し、ほんの少しだけ軽トラのアクセルを強く踏むシゲには決めていたことがある。
産まれてきてくれた、まだみぬ我が子の名前だ。
軽トラのエンジン音が煩くも易しく耳に響く中、シゲは呟いた。
【シゲ】
…「美里・・・ありがと」 涙が頬を。
【シゲ】
…「産まれてきてくれて、本当にアリガト・・・」
…「まだみぬ我が子」 笑みを浮かべ。名前を呟いた。【シゲ】
…「よ ろ し く」
…「耐夢」
耐夢〜タイム? 終り
…「シゲさんッ!男の子ッ!元気な男の子ッ!」
…「美ッ、美里さんッ!イヤッ!母子ともども心配なしだッ!」
辰弥の、大きな声がシゲの鼓膜までもビックリさせた。 シゲの声が震えながらも囁いた。
【シゲ】 …「そぅかぁ〜無事に産まれてくれたんだぁ〜 辰弥ょぉ〜お前も忙しいのに悪かったなぁ〜ありがとな」 辰弥も、シゲの涙まじりの声に自分の感情を抑えることもせず、泣きながら。
【辰弥】 …「良かったあぁッ!本当に良かったあぁッ!」
…「おめでとうッ!シゲさん本当に、おめでとうッ!これでシゲさんもパパだょ〜パパッ!」
泣きじゃぐる辰弥の祝福してくれている声を聞きながら、病院に急ぎハンドルを握るシゲには優しい笑みしかなかった。【シゲ】
…「辰弥、ありがとぅ」
…「あと20分ぐらいで病院に着くから、頼むなぁ」 携帯を助手席に投げ、少し、ほんの少しだけ軽トラのアクセルを強く踏むシゲには決めていたことがある。
産まれてきてくれた、まだみぬ我が子の名前だ。
軽トラのエンジン音が煩くも易しく耳に響く中、シゲは呟いた。
【シゲ】
…「美里・・・ありがと」 涙が頬を。
【シゲ】
…「産まれてきてくれて、本当にアリガト・・・」
…「まだみぬ我が子」 笑みを浮かべ。名前を呟いた。【シゲ】
…「よ ろ し く」
…「耐夢」
耐夢〜タイム? 終り
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