絆 〜5話〜
〜昼休み〜
「ハァ…全然授業に集中出来なかった。」
しかし無性に腹が減った……
弁当忘れてきたし…
「しょうがない。パンでも買いに行くか…」
私がパンを買いに行く為歩いていると、ギャーギャーうるさい奴等がいた。
「誰だ?ウッサイなぁ…周りの人の迷惑になるだろうが……!?」
「!!華憐じゃない。こんなところで会うなんて奇遇ね。」
「海希…この人誰?」
「中学校の頃の友達よ。」
「…友達…ねェ……海希…あんた、ずいぶん幸せ者ね!そんなたくさんの"友達"に囲まれて。」
「…何…?何か文句でもあんの!?」
出た。海希のすぐキレる悪いところ。ホント短気だな…
「イイエ、別に。ただ…そこにいる友達も、すぐ『ポイッ』って捨てるんだなぁって思って。」
「ハァ!?意味分かんない事言わないで!!華憐!!!」
「中学校の頃の…私みたいに。」
「!?」
私は海希の周りにいる"友達"に向かって言った。
「あなた達も気を付けて。こいつを"心友"にすると必ず裏切るから…」
『プイッ』
「ちょっと待ちなさいよ!!華憐!!華憐ッッッ!!!」
さてと、パンでも買いに行くか…
〜屋上〜
やっぱお昼は屋上が一番いいな。
静かだし、ちょうど良い天気の時は気持ちいい。
『ガチャッ』
「??」
誰だ?こんな時に…
「あ…華憐さん…」
「!!?」
咲衣…!!
『スクッッ』
私は屋上を出ようとした。
そしたら…
「ちょっと待ってください!!」
『ピタッッ』
「何で…何で逃げようとするんですか!!?私が華憐さんと心友になろうとするのがどうしてダメなんですか!!!?」
どうして…?そんなもん、決まってんじゃん!!
「ッッッ!似てんだよ!!!アイツに!!!」
『ダッッ』
「…私は…私は海希なんていう人じゃありません!!!」
「!!!?」
何で…何でその名前を…!!
「私は海希なんていう人じゃないから、華憐さんを裏切りません!!捨てたりなんかしません!!!」
「ッッそんなもん分かんないじゃないか!!!」
「だったら、私が裏切るなんて事も分かんないじゃないですか!!!」
「違う!お前は必ず裏切る!アイツみたいに「私は私です!」ッ!!」
「ちゃんと私を見てください!私は…私は海希なんていう人とは全然違う!!!」
「!!!?」
「華憐さんは…私がそんな簡単に人を裏切る人に見えますか!!!?」
ッッ…私だって…
「私だってちゃんと咲衣の事を見たい!!!」
『グズッッ』
「私だって人を信じたい!!!!」
『ポロッッ』
「うぅ…ああぁ……!!」
『ボロ ボロ ボロッッ』
「ああぁーーーー!!あぁあーーーーー!!!うぅッッ」
「…華憐さん…華憐さん、大丈夫ですよ。華憐さんは一人なんかじゃありません。私がいます。頼りないですけど、二人でいれば楽しさ二倍、悲しみ半分です!私と華憐さんは、心友でしょう?」
ありがとう…咲衣、ありがとう。
私なんかを心友にしてくれて……
「ありがとう…」
「ハァ…全然授業に集中出来なかった。」
しかし無性に腹が減った……
弁当忘れてきたし…
「しょうがない。パンでも買いに行くか…」
私がパンを買いに行く為歩いていると、ギャーギャーうるさい奴等がいた。
「誰だ?ウッサイなぁ…周りの人の迷惑になるだろうが……!?」
「!!華憐じゃない。こんなところで会うなんて奇遇ね。」
「海希…この人誰?」
「中学校の頃の友達よ。」
「…友達…ねェ……海希…あんた、ずいぶん幸せ者ね!そんなたくさんの"友達"に囲まれて。」
「…何…?何か文句でもあんの!?」
出た。海希のすぐキレる悪いところ。ホント短気だな…
「イイエ、別に。ただ…そこにいる友達も、すぐ『ポイッ』って捨てるんだなぁって思って。」
「ハァ!?意味分かんない事言わないで!!華憐!!!」
「中学校の頃の…私みたいに。」
「!?」
私は海希の周りにいる"友達"に向かって言った。
「あなた達も気を付けて。こいつを"心友"にすると必ず裏切るから…」
『プイッ』
「ちょっと待ちなさいよ!!華憐!!華憐ッッッ!!!」
さてと、パンでも買いに行くか…
〜屋上〜
やっぱお昼は屋上が一番いいな。
静かだし、ちょうど良い天気の時は気持ちいい。
『ガチャッ』
「??」
誰だ?こんな時に…
「あ…華憐さん…」
「!!?」
咲衣…!!
『スクッッ』
私は屋上を出ようとした。
そしたら…
「ちょっと待ってください!!」
『ピタッッ』
「何で…何で逃げようとするんですか!!?私が華憐さんと心友になろうとするのがどうしてダメなんですか!!!?」
どうして…?そんなもん、決まってんじゃん!!
「ッッッ!似てんだよ!!!アイツに!!!」
『ダッッ』
「…私は…私は海希なんていう人じゃありません!!!」
「!!!?」
何で…何でその名前を…!!
「私は海希なんていう人じゃないから、華憐さんを裏切りません!!捨てたりなんかしません!!!」
「ッッそんなもん分かんないじゃないか!!!」
「だったら、私が裏切るなんて事も分かんないじゃないですか!!!」
「違う!お前は必ず裏切る!アイツみたいに「私は私です!」ッ!!」
「ちゃんと私を見てください!私は…私は海希なんていう人とは全然違う!!!」
「!!!?」
「華憐さんは…私がそんな簡単に人を裏切る人に見えますか!!!?」
ッッ…私だって…
「私だってちゃんと咲衣の事を見たい!!!」
『グズッッ』
「私だって人を信じたい!!!!」
『ポロッッ』
「うぅ…ああぁ……!!」
『ボロ ボロ ボロッッ』
「ああぁーーーー!!あぁあーーーーー!!!うぅッッ」
「…華憐さん…華憐さん、大丈夫ですよ。華憐さんは一人なんかじゃありません。私がいます。頼りないですけど、二人でいれば楽しさ二倍、悲しみ半分です!私と華憐さんは、心友でしょう?」
ありがとう…咲衣、ありがとう。
私なんかを心友にしてくれて……
「ありがとう…」
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