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絆 〜6話〜

[564] yui 2013-12-27投稿
どうやって家に帰ってきたのだろう。気付いたら家に帰っていて、私の目の前には咲衣がいた。

「大丈夫ですか!?華憐さん!」
「…何故お前がここにいる。」
「えっ!?…ちょっと待ってください(笑)華憐さんをここまで送ってきたの誰だと思ってるんですか!」

…え。誰だと思ってる?…誰だろ?

「……………」
「……………」


「ちょっと、なんですか!この間!!私でしょ!?つか私ですよ!!?」
「あ、そうなの?それはドーモ。」「……ハハ…」

なるほど、なんとなく分かったぞ。

あの後
1 私は午後の授業をさぼって寝てしまった。
2 咲衣はそれを見てしまった。
3 咲衣は優しい(多分)から私を家まで送って(運んで)くれた。
4 華憐(私)が心配だからここにいた。
5 私が起きた。(起きてしまった)


「…華憐さん、私に何か言うことないんですか?」
「?別にないけど…?」
「!!!?」

何故だろう…咲衣からすごく睨まれている気がする……


「ムーッ…ありがとうですよ、あ・り・が・と・う!私が一生懸命運んでやったのに〜!!」
「あ……ありがとう…?」
「ム…まぁ許してやりますよ。」

何故上から目線なのだろう。
最近咲衣がすごく生意気だ。

「ハァ…ハーァ。」
「なんですか。そのため息。」

ため息はため息だろ。



「ずっと前からな、私は何故生きているのだろうと思っていたんだ。」
「えっ?」
「生きている意味が無いと思っていた。」


そう。本当に弱虫だった…

「友達からも裏切られ、皆からいじめられて、本当に死のうかと思ってた。」
「……」
「でも、今はすごく幸せだよ。お前……咲衣が心友だって言ってくれて、すごく心が軽くなったよ。……嬉しかった。」


本当に…嬉しかった……



「私も…嬉しいですよ。華憐さんがこの世界に生きてくれていることが一番。」
「私…生きてて良かったのか?」
「はい!華憐さんが生きててくれたから、華憐さんと出会えたんです。」


「…そうか。ならずっと生きてるよ。死んだりしない。」
「どんな事があっても、ずっと二人で乗り越えていきましょう!」
「フフッ、ああ。」



ずっと…二人で。

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