絆 〜9話〜
その言葉を聞いた途端、私の中の何かが崩れた。
「そんな…そんな事ねェ!!」
だって、だって咲衣は心友だって言ったんだよ。
二人で乗り越えていこうって言ったんだよ。
なのに……
「咲衣ちゃんの両親が華憐ちゃんの両親を殺したのは本当だよ。」
『華憐さんと私は心友です!』
これは違う
『私は華憐さんを裏切りません!!』
これも違う
じゃあ私は……ナニヲシンジタライイノ……?
『ガチャ』
「華憐さん……?どうしたんですか?」
「おっ、本人の登場だ!じゃあ後はご自由に☆」
「後、私一応先輩だから。先輩って呼んでネ!じゃ!!」
『バタンッ』
「あの…華憐さ「咲衣。」はい。」
「あんたって本当に私の心友?」
「……え?」
「あんたの両親……私の親を殺したんでしょ?」
「!!!」
「…な…んで……」
「その反応って事は本当なんだ。」
マジかよ……
「信じてたのに……」
「!!!?」
気付いたら頬がぐしゃぐしゃになっていた…
「やっぱり…みんな必ず裏切るんだよ……」
「違う!!華憐さん、違うんです「何がだよ!!」
「…親を殺した事?私を裏切った事?」
「お前なんか信じなければ良かったよ!!!!」
「………華……憐…さん……」
『バタンッ』
どこかで信じてた
咲衣は私の本当の心友なんだって
どこかで信じてた
咲衣は私を信じてるって
でも
全部間違いだったんだ
咲衣は最初から
私なんかどうでもよくて
ただ単に
私が、咲衣の両親が殺した事を知っているか知りたかっただけで
全部私の勘違い
もう
私は誰も
信じない
「そんな…そんな事ねェ!!」
だって、だって咲衣は心友だって言ったんだよ。
二人で乗り越えていこうって言ったんだよ。
なのに……
「咲衣ちゃんの両親が華憐ちゃんの両親を殺したのは本当だよ。」
『華憐さんと私は心友です!』
これは違う
『私は華憐さんを裏切りません!!』
これも違う
じゃあ私は……ナニヲシンジタライイノ……?
『ガチャ』
「華憐さん……?どうしたんですか?」
「おっ、本人の登場だ!じゃあ後はご自由に☆」
「後、私一応先輩だから。先輩って呼んでネ!じゃ!!」
『バタンッ』
「あの…華憐さ「咲衣。」はい。」
「あんたって本当に私の心友?」
「……え?」
「あんたの両親……私の親を殺したんでしょ?」
「!!!」
「…な…んで……」
「その反応って事は本当なんだ。」
マジかよ……
「信じてたのに……」
「!!!?」
気付いたら頬がぐしゃぐしゃになっていた…
「やっぱり…みんな必ず裏切るんだよ……」
「違う!!華憐さん、違うんです「何がだよ!!」
「…親を殺した事?私を裏切った事?」
「お前なんか信じなければ良かったよ!!!!」
「………華……憐…さん……」
『バタンッ』
どこかで信じてた
咲衣は私の本当の心友なんだって
どこかで信じてた
咲衣は私を信じてるって
でも
全部間違いだったんだ
咲衣は最初から
私なんかどうでもよくて
ただ単に
私が、咲衣の両親が殺した事を知っているか知りたかっただけで
全部私の勘違い
もう
私は誰も
信じない
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