絆 〜12話〜
『…憐……』
誰…?
『華……憐……』
誰なの?
『華憐……』
この声………お母さん…?
『華憐。』
お母さん!!
どうして……
『華憐、お母さんね、ずっと見てたよ。』
!!!?
『……………頑張ったね…華憐、頑張ったね…』
『でもね、華憐。咲衣ちゃんの事まだ助けてないよ。』
?お母さん、違うよ。私、助けたよ?
助けたから、こうなったんだよ?
『じゃあ、華憐は満足してる?咲衣ちゃんを助けてこうなったんなら、この結果に満足してる?』
…………してない…
してないよ、してるわけないよ。
私、咲衣の笑顔見てないもん!!
『だよね。してるわけないよね。お母さんも見ててそう思ったよ。
だったら起きないと、華憐。』
でも、もうどうしたらいいのか分かんないよ。
私の見方、誰もいないもん!!!
………出来ないよ……
『本当にいない?何処かで華憐の見方してくれる人、居るかもしれないよ?』
居るはずないよ。
居るわけないよ!
だって、あんな事合ったんだよ!!?
お母さんはそこにいなかったから『咲衣ちゃんは?』ッッ!!?
『咲衣ちゃんは?』
それは………
『華憐、華憐は何処かで壁をつくっているんだよ。それがね、何枚もあるんだ。』
………え?
『壊しても壊しても壁はあってね、咲衣ちゃんは疲れてしまったんだよ。それで少しだけって休んだんだよ。』
お母さん…意味が分からないよ。
何を言ってるの?
『華憐はずっと壁を全部壊してくれるのを待ってたから、イライラした。爆発しちゃったんだ。それが、華憐、今の状態。』
……………
『華憐、自分で壊さないと駄目だよ。待ってるだけじゃ駄目だよ。どんな方法でも、壊さなきゃ。』
でも、でも、お母さん……
『大丈夫、大丈夫だよ。お母さんはずっと、華憐の見方だから。
だから、華憐。頑張って。ずっと見てるよ。』
あっ!!!待って!!!
お母さん!!待って!待って!!!
『ハッッ』
「はぁ、はぁ、はぁ」
病院………
「濡れてる……」
私は手でびしょびしょの頬を拭った。
『自分で壊さないと駄目だよ。』
「分かったよ。お母さん…」
壊すよ。自分で。
咲衣に本当の、心の底からの笑顔を見せるために。
頑張るよ。
どんな方法でも、この壁を……
誰…?
『華……憐……』
誰なの?
『華憐……』
この声………お母さん…?
『華憐。』
お母さん!!
どうして……
『華憐、お母さんね、ずっと見てたよ。』
!!!?
『……………頑張ったね…華憐、頑張ったね…』
『でもね、華憐。咲衣ちゃんの事まだ助けてないよ。』
?お母さん、違うよ。私、助けたよ?
助けたから、こうなったんだよ?
『じゃあ、華憐は満足してる?咲衣ちゃんを助けてこうなったんなら、この結果に満足してる?』
…………してない…
してないよ、してるわけないよ。
私、咲衣の笑顔見てないもん!!
『だよね。してるわけないよね。お母さんも見ててそう思ったよ。
だったら起きないと、華憐。』
でも、もうどうしたらいいのか分かんないよ。
私の見方、誰もいないもん!!!
………出来ないよ……
『本当にいない?何処かで華憐の見方してくれる人、居るかもしれないよ?』
居るはずないよ。
居るわけないよ!
だって、あんな事合ったんだよ!!?
お母さんはそこにいなかったから『咲衣ちゃんは?』ッッ!!?
『咲衣ちゃんは?』
それは………
『華憐、華憐は何処かで壁をつくっているんだよ。それがね、何枚もあるんだ。』
………え?
『壊しても壊しても壁はあってね、咲衣ちゃんは疲れてしまったんだよ。それで少しだけって休んだんだよ。』
お母さん…意味が分からないよ。
何を言ってるの?
『華憐はずっと壁を全部壊してくれるのを待ってたから、イライラした。爆発しちゃったんだ。それが、華憐、今の状態。』
……………
『華憐、自分で壊さないと駄目だよ。待ってるだけじゃ駄目だよ。どんな方法でも、壊さなきゃ。』
でも、でも、お母さん……
『大丈夫、大丈夫だよ。お母さんはずっと、華憐の見方だから。
だから、華憐。頑張って。ずっと見てるよ。』
あっ!!!待って!!!
お母さん!!待って!待って!!!
『ハッッ』
「はぁ、はぁ、はぁ」
病院………
「濡れてる……」
私は手でびしょびしょの頬を拭った。
『自分で壊さないと駄目だよ。』
「分かったよ。お母さん…」
壊すよ。自分で。
咲衣に本当の、心の底からの笑顔を見せるために。
頑張るよ。
どんな方法でも、この壁を……
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