絆 〜14話〜
「私の心友をいじめさせるかァ!!!!!」
「!!!!!」
私の声が響く
息を殺している、とはまさにこの事だろう
もう、やり残した事はない
……死のう
そう思って足を浮かせた
−−−−その時、
「華ッッハアッ……華憐さん!!!」
「え……!!?」
「お願い……死なないで…死なないでください!!!」
そう叫んだ咲衣の顔は酷くぐしゃぐしゃで、酷く
綺麗で………
「私……まだ華憐さんとやりたい事沢山あります!!喋りたい事沢山あります!!!
私……
私華憐さんと本当の心友になりたい!!!」
「ッッッッ!!」
なんで……?
なんで咲衣はそう
私の心を
「ッッ……ッ!!」
動かすの……?
「私…最初は華憐さんの言う通り、信じてませんでした。信じようとしませんでした!………それはどんなに酷い事か…馬鹿な事をしたと、身に染みて分かりました。
………すいませんでした!!!!」
止めてよ
謝らないでよ
咲衣に騙されてたって
そう
実感しちゃうじゃんか
「でも私、分かったんです。華憐さんと話したり、一緒に居たりするたび………」
『咲衣ッッ!!!!!』
「素敵な人だなぁ……って。」
「……………」
咲衣の深く下げた頭がやっと上がる。
「それから私、どんどん華憐さんの事好きになりました!
………どんどん、信じていきました。」
『ゴォッッッッォォォオオオ』
静かだ
聞こえるのは風の音と何処か遠くの人の声
こんなに人が沢山居るのに
「………華憐さん…私、やっぱり一からやり直したい。やり直したいです!!
私は大丈夫です…
華憐さんが居るだけで大丈夫ですから……お願いです………
死なないでくださいぃ………」
あぁ
私はどんだけ恵まれているのだろう
私の目の前から消えても
心配してくれる親がいて
家から走って、顔をぐしゃぐしゃにしながら
こんなにも止めてくれる心友がいて
ありがとう
ありがとう
何回繰り返しても足りない
もっと
早く
気付けば良かった
「咲衣……ありがとう……!!!
なぁ………」
「待って!!!お願い…消えないで……!!!私の隣で…生きて笑って!!!お願い!!!」
「私……
生まれてきて、良かったよ。」
『トンッッ』
ふわり、と体が浮く。
もうちょい、生きてたかったなぁ
まだ、沢山
出逢いがあったんだろうなぁ
ホントに
死ぬのかな
私、忘れられちゃうのかな
ヤダよ
嫌だ
そんなの
絶対嫌だ!!!!
「キャァァァァァァァ!!!!!」
『ドシャァァァァアアアアッッッ』
「!!!!!」
私の声が響く
息を殺している、とはまさにこの事だろう
もう、やり残した事はない
……死のう
そう思って足を浮かせた
−−−−その時、
「華ッッハアッ……華憐さん!!!」
「え……!!?」
「お願い……死なないで…死なないでください!!!」
そう叫んだ咲衣の顔は酷くぐしゃぐしゃで、酷く
綺麗で………
「私……まだ華憐さんとやりたい事沢山あります!!喋りたい事沢山あります!!!
私……
私華憐さんと本当の心友になりたい!!!」
「ッッッッ!!」
なんで……?
なんで咲衣はそう
私の心を
「ッッ……ッ!!」
動かすの……?
「私…最初は華憐さんの言う通り、信じてませんでした。信じようとしませんでした!………それはどんなに酷い事か…馬鹿な事をしたと、身に染みて分かりました。
………すいませんでした!!!!」
止めてよ
謝らないでよ
咲衣に騙されてたって
そう
実感しちゃうじゃんか
「でも私、分かったんです。華憐さんと話したり、一緒に居たりするたび………」
『咲衣ッッ!!!!!』
「素敵な人だなぁ……って。」
「……………」
咲衣の深く下げた頭がやっと上がる。
「それから私、どんどん華憐さんの事好きになりました!
………どんどん、信じていきました。」
『ゴォッッッッォォォオオオ』
静かだ
聞こえるのは風の音と何処か遠くの人の声
こんなに人が沢山居るのに
「………華憐さん…私、やっぱり一からやり直したい。やり直したいです!!
私は大丈夫です…
華憐さんが居るだけで大丈夫ですから……お願いです………
死なないでくださいぃ………」
あぁ
私はどんだけ恵まれているのだろう
私の目の前から消えても
心配してくれる親がいて
家から走って、顔をぐしゃぐしゃにしながら
こんなにも止めてくれる心友がいて
ありがとう
ありがとう
何回繰り返しても足りない
もっと
早く
気付けば良かった
「咲衣……ありがとう……!!!
なぁ………」
「待って!!!お願い…消えないで……!!!私の隣で…生きて笑って!!!お願い!!!」
「私……
生まれてきて、良かったよ。」
『トンッッ』
ふわり、と体が浮く。
もうちょい、生きてたかったなぁ
まだ、沢山
出逢いがあったんだろうなぁ
ホントに
死ぬのかな
私、忘れられちゃうのかな
ヤダよ
嫌だ
そんなの
絶対嫌だ!!!!
「キャァァァァァァァ!!!!!」
『ドシャァァァァアアアアッッッ』
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