携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> 空手道 佐山塾7

空手道 佐山塾7

[510] ハバネロペッパー 2014-03-05投稿
お前今来たのか?

押忍!何か?

いやいい。

あれ!? 先輩今の今まで…

大丈夫っす、聞いてないっす!
師範代の声が聞こえてきた。

あ、そか…
先輩は師範に嫌な思いをさせないように配慮したんだ…
で、わざわざ外へ出て…

凄すぎる…
こんな配慮出来るなんて…
自分をボロクソ言われてんのに…

もしかして本物のサムライって先輩のような人間達だったのかもしれない…

俺は素直に感動した
石山先輩達が呼ばれて更衣室へと入った。

直後、石山先輩の声が聞こえてきた。

いやー実は今Kさん全部聞いてたんすよね〜ヤバいっすねー

あちゃー‥ダメぢゃん石山先輩!
せっかくの先輩の配慮が水の泡ぢゃん!
石山先輩は人が良すぎるきらいがある。
あ〜あ…

らしいって言えばらしいけど

大丈夫っすよKなんか!いいんすよあんなの!
また師範代の声だ

全くなんでこうも性格悪いんだよ、アゴはよ!

でもその時、別の凄まじいまじい怒声が響いた。

何でそうなるんですかっ?
可哀想じゃないですかっ!
Kはあんなに頑張ってるんですよっ!

国弘先輩だった。

いいんだよ、あんなの!
と師範代

自分は納得出来ませんっ!

国弘先輩が飛び出して来た。
すごい剣幕だった。
国弘先輩はK先輩に気にするなよ、な?

そう言い残して帰った。

国弘先輩は師範代の後輩だ。

通常許される行為ではない。

でも、我慢出来なかったんだろう。

俺はその後、国弘先輩が道場を去った事を知った。

その日からひと月程、K先輩は姿を現さなかった。

もうやめたのかな… 俺は不安になっていた。

そもそも空手を始めたのはK先輩に魅了されたからだ。

先輩がやめたのなら俺もやめようと思っていた。

その日の稽古の終盤のスパーリング開始時間になった頃、ひょっこりK先輩が現れた。

途中から稽古に参加するには道場の外のコンクリートの床に正座して師範代の許可がでるまで待たなくてはならなかった。

先輩は正座して待っていた。

入れ!

の声にようやく先輩が入って来た。

おいK! 身体ほぐせ!
俺と組手やるぞ!

組手をやるという事は、この道場ではある意味シビアな戦いを意味する。

押忍

いうと先輩はストレッチを始めた。
開脚180°

さすが先輩柔らかい。

感想

感想はありません。

「ハバネロペッパー」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス